Situation Normal

忘れないように……

2008年10月25日(土)公開

2008-10-24 12:17:40 | 観たい映画
今週公開の映画で観たいもの
  • ブーリン家の姉妹 "The Other Boleyn Girl"(米・英) - 日比谷シャンテ シネ、シネ・リーブル池袋 walkerplus
  • リダクテッド 真実の価値 "Redacted"(米・カナダ) - シアターN渋谷 walkerplus
  • ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢 "Every Little Step"(米) - 渋谷Bunkamuraル・シネマ、新宿ピカデリー walkerplus
  • 僕は君のために蝶になる "蝴蝶飛 / Linger"(香) - 渋谷シアターTSUTAYA walkerplus
  • ICHI(日) - 丸の内ルーブル系 walkerplus
  • センター・オブ・ジ・アース "Journey to the Center of the Earth"(米) - TOHOシネマズ系、新宿バルト9 他 walkerplus 3D・吹替版 〃 2D・字幕版 〃 2D・吹替版

他に気になる公開作は『緑の海平線 台湾少年工の物語』(日・台) walkerplus、『ブリュレ』(日) walkerplus、『ホームレス中学生』(日) walkerplus、『ホームレスが中学生』(日) walkerplus 、ジョン・カーペンター監督の1978年の同名作のリメイク『ハロウィン』 "Halloween"(米) walkerplus など。

また、10月25日(土)から「ノーマン・マクラレン作品集 カンヌ国際映画祭セレクション」が渋谷シアター・イメージフォーラムにて行われる。

『ブーリン家の姉妹』は、映画『1000日のアン』 Anne of the Thousand Days (1969) でも有名なアン・ブーリンとその姉妹メアリー・ブーリンを描いている。原作はフィリッパ・グレゴリーの小説で、2003年にBBCによりテレビ映画化されており、ナターシャ・マケルホーン、ジャレッド・ハリスらが出演した(2003年のタオルミナBNL映画祭(イタリア)での作品紹介)。

『僕は君のために蝶になる』はジョニー・トー監督作品。

『センター・オブ・ジ・アース』は、何度も映像化されたジュール・ヴェルヌの小説『地底旅行』 Voyage au centre de la Terre (1864年)を原作とした実写3D映画(劇場によっては2D版のみ上映)。同じ小説を基にした東京ディズニーシーのアトラクションと同じ邦題だが、映画はディズニーとは全く関係がなく、ニュー・ライン・シネマとウォルデン・メディアの共同製作である。

この作品の3D版は「リアルD」方式と「ドルビー3D」方式での上映だろう。この2方式の設備導入館は、2007年12月の『ベオウルフ 呪われし勇者』と『ルイスと未来泥棒』の2本の3Dアニメーションの公開をきっかけに、日本でも30館近くに増えた。『センター・オブ・ジ・アース』の公開でさらにTOHOシネマズなどでも導入となる。

・リアルD (Real D、公式サイト
特徴:3Dメガネを持ち帰れる、特殊なシルバースクリーン(通常の2D映画には少し不向き)
導入館:シネマイクスピアリ、ワーナー・マイカル・シネマズ系、MOVIX(さいたま・つくばでXpanDを採用)

・ドルビー3D (Dolby 3D Digital Cinema、公式ページ
特徴:3Dメガネは回収される(眼鏡拭き要持参?)、スクリーンは従来通りのもの
導入館:Tジョイ系(バルト・ブルク・XYZシネマズも)、TOHOシネマズ系、HUMAXシネマズ(横須賀・成田) 他

参照:
デジタル3Dシネマ方式比較 - ★究極映像研究所★、2007年12月6日
注目の3D対決--映画館を支配するのは - CNET Japan、2007年10月18日

デジタル3-Dシネマ(DIGITAL 3-D CINEMA)|ワーナー・マイカル・シネマズ
株式会社ティ・ジョイ国内初ドルビー3Dデジタルシネマ導入


2008年10月25日(土)公開映画 minipara

「シネマチャート」30年

2008-10-24 09:59:07 | 映画 - ベスト
発売中の「週刊文春」10月30日号に『30年分を一挙公開! ザ・ベストオブ「シネマチャート」』という記事が出ている。

「シネマチャート」というのは週刊文春の映画評コーナーで、毎号2本の映画を星つきで批評している。他と違うのは、一つの作品を5人いる評者全員が観ていることと、各人各作品へのコメントが50字ほどと極めて短いこと。

コメントが短いため、ネタバレがほとんどないし、パッと読めるのがよい。また、同じ作品でも評者によって星の数にばらつきがあるのが面白い。

後続の同様の映画評を他誌で見かけるが、コメントの文字数が300字などと中途半端で、批評ではなく感想がだらだらと続いており、とても全部読む気がしない(他人のことまったく言えないのだが……)。その点、週刊文春のは簡潔でよい。

ただし、ネタバレがまったくないというわけではない。そのため、観ると決めている作品については、星の数しか見ないようにしている。ついついコメントも読んでしまうこともあるけど。

また、評者全員から高評価だからといっても自分もそうなるとは限らない。逆に、全員が酷評していても自分もそうとは限らない。当たり前のことだけれど、いつも星の数がバラバラなシネマチャートを見ていると、好みなどは人によるのだなぁと思う。

今回の『ザ・ベストオブ「シネマチャート」』では、星の合計による各年のベスト3とワーストを載せている。個人的には各年の一番評が割れた映画なんてのも色々見たかった。


「シネマチャート」30年間の主な評者
 ・池波正太郎(作家、1977年~1986年)
 ・小森和子(映画評論家、〃)
 ・白井佳夫(映画評論家、〃)
 ・H・E・プリングスハイム(〃)
 ・渡辺淳(〃)
 ・林家木久蔵(初代)(落語家、1980年~1986年)
 ・田中小実昌(翻訳家・作家、1977年~2000年) 2000年没

 ・品田雄吉(映画評論家、1977年~)
 ・芝山幹郎(翻訳家、1988年~)
 ・中野翠(コラムニスト、1990年~)
 ・おすぎ(映画評論家、1992年~)
 ・斉藤綾子(作家、1997年~)


なお、評価は以前は以下の通り。

 ☆☆☆ … 一食ぬいても、ぜひ!
 ☆☆  … 料金の価値あり。
 ☆   … 暇だったら…。
 ■   … 損するゾ、きっと。(本当は椅子で寝てる?マーク)
 ×   … 見ていません。

数年前からは、以下の通り。

 ☆☆☆☆☆ … もう最高!ぜひ見て!!
 ☆☆☆☆  … 一食ぬいても、ぜひ!
 ☆☆☆   … 料金の価値あり。
 ☆☆    … 暇だったら…。
 ☆     … 損するゾ、きっと。
 ×     … 見ていません。


参照:
週刊文春 2008年10月30日号 - 目次など

3回に分けて詳細を書きました(2009年4月)。
週刊文春シネマチャート30年[データ編1] - 評者全員が満点の作品、歴代評者一覧など
週刊文春シネマチャート30年[データ編2] - 各年のベスト3、ワースト1(1977年~1989年)
週刊文春シネマチャート30年[データ編3] - 各年のベスト3、ワースト1(1990年~2007年)