2018年公開の映画を対象とした第91回アカデミー賞。主なスケジュールは、以下の通りです。
- ノミネート投票: 2019年1月7日(月)~1月14日(月)
- ノミネート発表: 2019年1月22日(火) 現地では早朝5:20、日本時間では22時20分
- 本選投票: 2019年2月12日(火)~2月19日(火)
- 本選発表(授賞式) : 2019年2月24日(日) 日本時間では25日(月)
アカデミー賞(通称:オスカー)予想に、数々の映画の題名が出てきてます。しかし、日本公開がまだまだ先で、邦題決定前の作品が多く、各作品がどんな映画なのか頭になかなか入ってきません。そこで、主要部門の有力候補作品をポスター画像付きで当ブログに毎年まとめています。
受賞予想としてブログを書いているのではなくて、アメリカで高く評価されてる映画はどれか、これから公開される映画の中から観る作品を選ぶ参考になればと思って書いています。
出典は Gurus o' Gold という、アメリカの13人の有名批評家が付けた順位を作品ごとに集計したものです。12月21日に発表された12人の集計分を元に以下に映画を並べました。(ブログを書き上げるのが遅くなって、その後順位が大きく変動しましたが、12月21日時点の順位のままにしてあります)
星は、作品・監督・主演男優・主演女優・助演男優・助演女優の各部門においての有力候補の順位で、★★★★★は1位、★★★★は2位、★★★は3位、★★は4位、★は5位、☆は6位以下(複数の批評家から投票されたもののみ)となります。
私は観ると決めたら、その映画の情報はなるべく事前に頭に入れないようにしています。そのため、あらすじについては殆ど調べてません。あしからず。
まずは、12月21日付け予想で複数の人による票が入った作品賞候補13作。
原題: "A Star Is Born" ★★★★★
邦題: 『アリー/ スター誕生』
日本公開: 2018年12月21日(金)
監督: ブラッドリー・クーパー ★★★★ (初監督作品)
主な出演者:
レディー・ガガ ★★★★★ (『シン・シティ 復讐の女神』、『マチェーテ・キルズ』)
ブラッドリー・クーパー ★★★★★ (『アメリカン・スナイパー』、『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』)
サム・エリオット ★★★ (『ロードハウス/孤独の街』、『マイレージ、マイライフ』)
あらすじ:
歌手を夢見るアリーは世界的ロックスターに見出されていく。『スタア誕生』(1937年)、ジュディ・ガーランド主演『スタア誕生』(1954年)、バーブラ・ストライサンド主演『スター誕生』(1976年)のリメイク。
原題: "Roma" ★★★★
邦題: 『ROMA/ローマ』
日本公開: 2019年3月9日(土)(Netflixでは2018年12月14日(金)より配信)
監督: アルフォンソ・キュアロン ★★★★★ (『ゼロ・グラビティ』、『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』)
主な出演者:
ヤリッツァ・アパリシオ ☆ (映画初出演)
マリーナ・デ・タビラ ("Efectos secundarios")
ディエゴ・コルティナ・アウトレイ (映画初出演)
あらすじ:
1970年代のメキシコで、若い家政婦の視点から中産階級の家庭の1年を描く。
原題: "The Favourite" ★★★
邦題: 『女王陛下のお気に入り』
日本公開: 2019年2月15日(金)
監督: ヨルゴス・ランティモス ★★ (『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』、『ロブスター』)
主な出演者:
オリヴィア・コールマン ★★★★ (『オリエント急行殺人事件』、『思秋期』)
エマ・ストーン ★★ (『ラ・ラ・ランド』、『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』)
レイチェル・ワイズ ★★★ (『否定と肯定』、『喜望峰の風に乗せて』)
あらすじ:
18世紀初頭のイギリスの宮廷を、病身で気まぐれな女王アン、彼女の幼馴染レディ・サラ、サラの従妹で召使いとして参内したアビゲイルを通して描く。
原題: "BlacKkKlansman" ★★
邦題: 『ブラック・クランズマン』
日本公開: 2019年3月22日(金)
監督: スパイク・リー ★★★ (『25時』、『ドゥ・ザ・ライト・シング』)
原作: ロン・ストールワース "Black Klansman" (2014年)
主な出演者:
ジョン・デヴィッド・ワシントン ☆ (『マルコムX』)
アダム・ドライヴァー ★★ (『パターソン』、『ローガン・ラッキー』)
ローラ・ハリアー (『スパイダーマン:ホームカミング』)
あらすじ:
地元警察初の黒人警官となったロンは、1978年ふとしたことでKKKに潜入捜査することになる。実話の映画化。
原題: "Green Book" ★
邦題: 『グリーンブック』
日本公開: 2019年3月1日(金)
監督: ピーター・ファレリー ★ (共同監督『メリーに首ったけ』、『ジム・キャリーはMr.ダマー』)
主な出演者:
ヴィゴ・モーテンセン ★★ (『はじまりへの旅』、『ロード・オブ・ザ・リング』)
マハーシャラ・アリ ★★★★★ (『ムーンライト』、『ドリーム』)
リンダ・カーデリーニ (『スクービー・ドゥー』、『ブロークバック・マウンテン』)
あらすじ:
1962年、黒人ピアニストが白人用心棒を雇ってアメリカ南部へコンサート・ツアーに繰り出す。
原題: "Black Panther" ☆
邦題: 『ブラックパンサー』
日本公開: 2018年3月1日(金)
監督: ライアン・クーグラー ☆ (『フルートベール駅で』、『クリード チャンプを継ぐ男』)
主な出演者:
チャドウィック・ボーズマン (『42 ~世界を変えた男~』、『ジェームス・ブラウン ~最高の魂を持つ男~』)
マイケル・B・ジョーダン ☆ (『クリード 炎の宿敵』、『フルートベール駅で』)
ルピタ・ニョンゴ (『それでも夜は明ける』、『奇跡のチェックメイト クイーン・オブ・カトゥエ』)
あらすじ:
アフリカのワカンダ王国はヴィブラニウムという鉱石により科学技術が世界一発展していたが、国王の急死を受け王位継承争いが起きる。アメコミ史上初のアフリカ系ヒーローを映画化。
原題: "If Beale Street Could Talk" ☆
邦題: 『ビール・ストリートの恋人たち』
日本公開: 2019年2月22日(金)
監督: バリー・ジェンキンズ ☆ (『ムーンライト』)
原作: ジェイムズ・ボールドウィン『ビール・ストリートに口あらば』 (1974年)
主な出演者:
キキ・レイン (劇場用長編映画初出演)
ステファン・ジェームズ (『栄光のランナー/1936ベルリン』)
レジーナ・キング ★★★★★ (『デンジャラス・ビューティー2』、『Ray/レイ』)
ブライアン・タイリー・ヘンリー (『ロスト・マネー 偽りの報酬』)
あらすじ:
1970年代のニューヨーク、黒人の若い男女の物語。
原題: "Vice" ☆
邦題: 『バイス』
日本公開: 2019年4月5日(金)
監督: アダム・マッケイ ☆ (『マネー・ショート 華麗なる大逆転』)
主な出演者:
クリスチャン・ベイル ★★★★ (『THE PROMISE/君への誓い』、『ダークナイト』)
エイミー・アダムス ★★★★ (『メッセージ』、『ノクターナル・アニマルズ』)
スティーヴ・カレル (『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』、『30年後の同窓会』)
サム・ロックウェル ☆ (『スリー・ビルボード』、『月に囚われた男』)
あらすじ:
ジョージ・H・W・ブッシュ政権下で1989年~1993年に国防長官を務め、ジョージ・W・ブッシュ政権下では2001年~2009年に副大統領を務めたディック・チェイニーを描く。実話の映画化。制作中の仮題は「Backseat」。
原題: "Mary Poppins Returns" ☆
邦題: 『メリー・ポピンズ リターンズ』
日本公開: 2019年2月1日(金)
監督: ロブ・マーシャル (『シカゴ』、『イントゥ・ザ・ウッズ』)
主な出演者:
エミリー・ブラント ★ (『クワイエット・プレイス』、『オール・ユー・ニード・イズ・キル』)
リン=マヌエル・ミランダ (『ティモシーの小さな奇跡』)
ベン・ウィショー (『クラウド アトラス』、『パフューム ある人殺しの物語』)
あらすじ:
パメラ・L・トラヴァースの小説シリーズを映画化したジュリー・アンドリュース主演の名作映画『メリー・ポピンズ』(1964年)の20年後を描く。
原題: "First Man" ☆
邦題: 『ファースト・マン』
日本公開: 2019年2月8日(金)
監督: デイミアン・チャゼル (『ラ・ラ・ランド』、『セッション』)
原作: ジェイムズ・R・ハンセン『ファーストマン』 First Man: The Life of Neil A. Armstrong (2005年)
主な出演者:
ライアン・ゴズリング ☆ (『ラ・ラ・ランド』、『ドライヴ』)
クレア・フォイ ★ (『蜘蛛の巣を払う女』、『ブレス しあわせの呼吸』)
ジェイソン・クラーク (『ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷』、『ターミネーター:新起動/ジェニシス』)
あらすじ:
ニール・アームストロングが人類で初めて月面に降り立つまでを描く。実話の映画化。
原題: "Bohemian Rhapsody" ☆
邦題: 『ボヘミアン・ラプソディ』
日本公開: 2018年11月9日(金)
監督: ブライアン・シンガー (「X-MEN」シリーズ、『ユージュアル・サスペクツ』)
主な出演者:
ラミ・マレック ★★★ (『ショート・ターム』、『ナイト ミュージアム』)
ルーシー・ボーイントン (『シング・ストリート 未来へのうた』、『オリエント急行殺人事件』)
ベン・ハーディ (『X-MEN:アポカリプス』、『メアリーの総て』)
あらすじ:
フレディ・マーキュリーが、ブライアン・メイ、ロジャー・テイラーたちと出会い、クイーンを結成し曲を大ヒットさせる。実話の映画化。
原題: "First Reformed" ☆
邦題: 『魂のゆくえ』
日本公開: 2019年4月12日(金)
監督: ポール・シュレイダー (『キャット・ピープル』、『白い刻印』)
主な出演者:
イーサン・ホーク ★ (『6才のボクが、大人になるまで。』、『しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス』)
アマンダ・セイフライド (『あなたの旅立ち、綴ります』、『マンマ・ミーア!』)
セドリック・ジ・エンターテイナー (『Be Cool/ビー・クール』、『バーバーショップ』)
あらすじ:
元従軍牧師が教会と企業との間の秘密を知り……。
原題: "Can You Ever Forgive Me?" ☆
邦題: 『ある女流作家の罪と罰』
日本公開: 劇場未公開(2019年7月 DVD発売)
監督: マリエル・ヘラー (『ミニー・ゲッツの秘密』)
原作: Lee Israel "Can You Ever Forgive Me?: Memoirs of a Literary Forger" (2008年)
主な出演者:
メリッサ・マッカーシー ★★ (『ゴーストバスターズ』、『ヴィンセントが教えてくれたこと』)
リチャード・E・グラント ★★★★ (『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』、『人生はシネマティック!』)
ドリー・ウェルズ (『さざなみ』、『高慢と偏見とゾンビ』)
あらすじ:
有名人の人物評を執筆して稼いでいた女性ライターが、仕事が減ってしまい……。実話の映画化。
次に、上記以外の作品で俳優部門や監督賞・脚本賞・脚色賞に投票者が複数いた作品。
原題: "The Wife"
邦題: 『天才作家の妻 -40年目の真実-』
日本公開: 2019年1月26日(土)
監督: ビョルン・ルンゲ ( "Om jag vänder mig om" )
原作: メグ・ウォリッツァー『天才作家の妻 -40年目の真実-』 The Wife (2003年)
主な出演者:
グレン・クローズ ★★★ (『101』、『アルバート氏の人生』)
ジョナサン・プライス (『Merry Christmas!~ロンドンに奇跡を起こした男~』、『未来世紀ブラジル』)
マックス・アイアンズ (『黄金のアデーレ 名画の帰還 』、『ライオット・クラブ』)
あらすじ:
世界に名を馳せる男性作家とその妻。二人には秘密があった……。
原題: "Beautiful Boy"
邦題: 『ビューティフル・ボーイ』
日本公開: 2019年4月12日(金)
監督: フェリックス・ヴァン・フルーニンゲン (『オーバー・ザ・ブルースカイ』、『ベルヒカ』)
原作:
デヴィッド・シェフ "Beautiful Boy: A Father's Journey Through His Son's Addiction" (2008年)
ニック・シェフ "Tweak: Growing Up on Methamphetamines" (2008年)
主な出演者:
スティーヴ・カレル (『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』、『バイス』)
ティモシー・シャラメ ★ (『君の名前で僕を呼んで』、『レディ・バード』)
モーラ・ティアニー (『インソムニア』、『ライアー ライアー』)
あらすじ:
ジャーナリストのデビッド・シェフは息子がドラッグ依存症と闘う姿を見守る。父と息子の双方が自身の体験を綴った本を書き、両方を下敷きにして映画化。
原題: "Crazy Rich Asians"
邦題: 『クレイジー・リッチ!』
日本公開: 2018年9月28日(金)
監督: ジョン・M・チュウ (『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』、『G.I.ジョー バック2リベンジ』)
原作: ケビン・クワン『クレイジー・リッチ・アジアンズ』 (2013年)
主な出演者:
コンスタンス・ウー (『スパイ・オブ・ギャラクシー』)
ヘンリー・ゴールディング (『シンプル・フェイバー』)
ミシェル・ヨー ☆ (『グリーン・デスティニー』、『宋家の三姉妹』)
あらすじ:
中国系アメリカ人のレイチェルは、恋人ニックの故郷シンガポールに行き、彼が大富豪の御曹司だと知る。
原題: "Eighth Grade"
邦題: 『エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ』
日本公開: 2019年9月20日(金)
監督: ボー・バーナム (出演『ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ』)
主な出演者:
エルシー・フィッシャー ☆ (声の出演『怪盗グルーの月泥棒 3D』、『怪盗グルーのミニオン危機一発』)
ジョシュ・ハミルトン (『ダークスカイズ』、『生きてこそ』)
エミリー・ロビンソン (『バッド・ウェイヴ』)
あらすじ:
卒業を翌週に控えた高校生を描く。
原題: "At Eternity's Gate"
邦題: 『永遠の門 ゴッホの見た未来』
日本公開: 2019年11月8日(金)
監督: ジュリアン・シュナーベル (『潜水服は蝶の夢を見る』、『バスキア』)
主な出演者:
ウィレム・デフォー ☆ (『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』、『プラトーン』)
ルパート・フレンド (『ヴィクトリア女王 世紀の愛』、『スターリンの葬送狂騒曲』)
オスカー・アイザック (『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』)
あらすじ:
画家ゴッホの生涯を描く。
原題: "Mary Queen of Scots"
邦題: 『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』
日本公開: 2019年3月15日(金)
監督: ジョーシー・ルーク (初監督作品)
原作: ジョン・ガイ "Queen of Scots: The True Life of Mary Stuart"
主な出演者:
シアーシャ・ローナン (『レディ・バード』、『追想』)
マーゴット・ロビー ☆ (『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』、『スーサイド・スクワッド』)
ジャック・ロウデン (『ダンケルク』、『否定と肯定』)
あらすじ:
1569年、スコットランド女王メアリー1世と、イングランド女王エリザベス1世の争いを描く。
原題: "Sorry to Bother You"
日本公開: 未定
監督: Boots Riley (長編初監督)
主な出演者:
レイキース・スタンフィールド (『ショート・ターム』、『ゲット・アウト』)
テッサ・トンプソン (『クリード 炎の宿敵』、『マイティ・ソー バトルロイヤル』)
ジャーメイン・ファウラー
あらすじ:
コールセンターで働き始めた黒人青年は、白人のアクセントで会話することで営業成績を上げて昇進するが……。
原題: "Hereditary"
邦題: 『へレディタリー/継承』
日本公開: 2018年11月30日(金)
監督: アリ・アスター (長編初監督作)
主な出演者:
トニ・コレット ☆ (『マダムのおかしな晩餐会』、『リトル・ミス・サンシャイン』)
ミリー・シャピロ
ガブリエル・バーン (『マイ・プレシャス・リスト』、『ユージュアル・サスペクツ』)
あらすじ:
アニーは同居していた老齢の母エレンが亡くなると、エレンと仲の良かった13歳の娘チャーリーの奇行に手を焼き始める。忌まわしき何かを継承した一家を描くホラー。
原題: "A Quiet Place"
邦題: 『クワイエット・プレイス』
日本公開: 2018年9月28日(金)
監督: ジョン・クラシンスキー (『最高の家族の見つけかた』)
主な出演者:
ジョン・クラシンスキー (『お家をさがそう』、『プロミスト・ランド』)
エミリー・ブラント ☆ (『メリー・ポピンズ リターンズ』、『ボーダーライン』)
ミリセント・シモンズ (『ワンダーストラック』)
あらすじ:
視覚がなく聴覚は鋭敏な生命体が人類を捕食するようになり、主人公一家は音を立てないように暮らして生き延びていたが……。
原題: "Destroyer"
日本公開: 未定
監督: カリン・クサマ (『ジェニファーズ・ボディ』、『イーオン・フラックス』)
主な出演者:
ニコール・キッドマン ☆ (『ムーラン・ルージュ』、『パーティで女の子に話しかけるには』)
トビー・ケベル (『ワイルド・ストーム』、『猿の惑星:新世紀』)
タチアナ・マズラニー (『ボストン ストロング ~ダメな僕だから英雄になれた~』、『黄金のアデーレ 名画の帰還』)
あらすじ:
ロサンゼルス市警の女性警官エリンは、新人時代に潜入捜査をしていた過去と対峙することになる。
原題: "Private Life"
邦題: 『プライベート・ライフ』
日本公開: Netflixで2018年10月5日(金)より配信
監督: タマラ・ジェンキンス (『マイ・ライフ、マイ・ファミリー』、『Fカップの憂うつ』)
主な出演者:
ポール・ジアマッティ (『サイドウェイ』、『シンデレラマン』)
キャスリン・ハーン (『LIFE!/ライフ』、『マイ・ファニー・レディ』)
ケイリー・カーター (『ザ・リング/リバース』)
あらすじ:
不妊治療を続けてきた40代の夫婦の家に姪が居候することになって……。
原題: "The Death of Stalin"
邦題: 『スターリンの葬送狂騒曲』
日本公開: 2018年8月3日(金)
監督: アーマンド・イアヌッチ (『チューブ・テイルズ』の1編)
原作: ファビアン・ニュリ、ティエリー・ロバン『スターリンの葬送狂騒曲』 La Mort de Staline (2010年)
主な出演者:
スティーヴ・ブシェミ (『嘘はフィクサーのはじまり』、『ファーゴ』)
サイモン・ラッセル・ビール (『理想の結婚』、『イントゥ・ザ・ウッズ』)
ジェフリー・タンバー (『ザ・コンサルタント』、『ヘルボーイ』)
あらすじ:
ソビエト連邦の最高権力者スターリンは粛清による恐怖政治をおこなってきたが、1953年に危篤になり、後釜に座ろうとする幹部たちによる駆け引きが始まる。
原題: "Ben Is Back"
邦題: 『ベン・イズ・バック』
日本公開: 2019年5月24日(金)
監督: ピーター・ヘッジズ (『エイプリルの七面鳥』、原作・脚色『ギルバート・グレイプ』)
主な出演者:
ジュリア・ロバーツ (『ワンダー 君は太陽』、『プリティ・ウーマン』)
ルーカス・ヘッジズ (『マンチェスター・バイ・ザ・シー』、『スリー・ビルボード』)
コートニー・B・ヴァンス (『デンジャラス・マインド/卒業の日まで』、『レッド・オクトーバーを追え!』)
あらすじ:
薬物中毒のリハビリ施設から帰ってきた息子の力になろうとする母親を描く。
原題: "Boy Erased"
邦題: 『ある少年の告白』
日本公開: 2019年4月19日(金)
監督: ジョエル・エドガートン (『ザ・ギフト』)
原作: ガラルド・コンリー "Boy Erased: A Memoir" (2016年)
主な出演者:
ルーカス・ヘッジズ (『マンチェスター・バイ・ザ・シー』、『レディ・バード』)
ニコール・キッドマン (『レイルウェイ 運命の旅路』、『ムーラン・ルージュ』)
ジョエル・エドガートン (『ラビング 愛という名前のふたり』、『イット・カムズ・アット・ナイト』)
あらすじ:
同性愛者の少年が教会によるセラピーで異性愛者に転向させられようとする。作者の実体験を綴った本の映画化。
原題: "Leave No Trace"
邦題: 『足跡はかき消して』
日本公開: 劇場未公開(2019年4月3日(水)より配信)
監督: デブラ・グラニック (『ウィンターズ・ボーン』)
原作: ピーター・ロック "My Abandonment" (2009年)
主な出演者:
トーマシン・ハーコート・マッケンジー (『ホビット 決戦のゆくえ』)
ベン・フォスター (『メッセンジャー』、『3時10分、決断のとき』)
Jeffery Rifflard
あらすじ:
イラク戦争でPTSDを患った退役軍人が自分の13歳の娘と二人で鬱蒼とした森の中で暮らす。
原題: "Widows"
邦題: 『ロスト・マネー 偽りの報酬』 (劇場公開予定時の題『妻たちの落とし前』)
日本公開:
監督: スティーヴ・マックィーン (『それでも夜は明ける』、『HUNGER/ハンガー』)
原作: リンダ・ラ・プラント "Widows" (1983年)
主な出演者:
ヴィオラ・デイヴィス (『フェンス』、『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』)
ミシェル・ロドリゲス (「ワイルド・スピード」シリーズ、『アバター』)
エリザベス・デビッキ (『コードネーム U.N.C.L.E.』、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』)
あらすじ:
犯罪集団の失敗の尻拭いをするため、その妻達が一致団結して強盗を企むが……。
原題: "Wildlife"
邦題: 『ワイルドライフ』
日本公開: 2019年7月5日(金)
監督: ポール・ダノ (初監督作品)
原作: リチャード・フォード "Wildlife" (1990年)
主な出演者:
ジェイク・ギレンホール (『ノクターナル・アニマルズ』、『ボストン ストロング ~ダメな僕だから英雄になれた~』)
キャリー・マリガン (『未来を花束にして』、『わたしを離さないで』)
エド・オクセンボウルド (『ヴィジット』)
あらすじ:
1960年、三人家族はモンタナに引っ越すが、亀裂が生じてしまう。
次に、主要部門の候補にあげた評者が一人だった作品。
原題: "The Hate U Give"
邦題: 『ヘイト・ユー・ギブ』
日本公開: 劇場未公開(2019年3月13日(水)より配信)
監督: ジョージ・ティルマン・Jr (『ファースター 怒りの銃弾』、『ザ・ダイバー』)
原作: アンジー・トーマス『ザ・ヘイト・ユー・ギヴ あなたがくれた憎しみ 』 (2017年)
主な出演者:
アマンドラ・ステンバーグ (『エブリシング』、『コロンビアーナ』)
レジーナ・ホール (『完全なる報復』、『最終絶叫計画』)
ラッセル・ホーンズビー (『クリード 炎の宿敵』、『フェンス』)
あらすじ:
黒人の女子高生のスターは、友人のカリルが白人警官によって射殺される現場を目撃。警察はカリルを極悪人に仕立て上げようとしているのを見て、スターは声を上げることを決意する。
原題: "The Old Man & the Gun"
邦題: 『さらば愛しきアウトロー』
日本公開: 2019年7月12日(金)
監督: デヴィッド・ロウリー (『A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー』、『ピートと秘密の友達』)
原作: デイヴィッド・グラン "The Old Man & the Gun" (2003年の記事)
主な出演者:
ロバート・レッドフォード (『オール・イズ・ロスト ~最後の手紙~』、『明日に向って撃て!』)
シシー・スペイセク (『イン・ザ・ベッドルーム』、『歌え!ロレッタ 愛のために』)
ケイシー・アフレック (『マンチェスター・バイ・ザ・シー』、『A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー』)
あらすじ:
若い時から強盗を繰り返し、70歳で刑務所から脱獄したフォレスト・タッカーを描く。実話の映画化。ロバート・レッドフォードはこの作品をもって俳優業から引退する意向。
原題: "버닝"
英語題: "Burning"
邦題: 『バーニング 劇場版』
日本公開: 2019年2月1日(金)
監督: イ・チャンドン (『ポエトリー アグネスの詩』、『ペパーミント・キャンディー』)
原作: 村上春樹『納屋を焼く』 (1983年)
主な出演者:
ユ・アイン (『ベテラン』、『アンティーク ~西洋骨董洋菓子店~』)
スティーヴン・ユァン (『オクジャ/okja』、TV『ウォーキング・デッド』)
チョン・ジョンソ
あらすじ:
作家志望のジョンスは幼馴染みのヘミと再会し……。邦題がおかしな事になっているが、どうやら村上春樹作品の映像化権をNHKが持っているため、日本では劇場公開に先駆けて短縮版をテレビ放映したので「劇場版」と付いている模様。
原題: "A Private War"
邦題: 『プライベート・ウォー』
日本公開: 2019年9月13日(金)
監督: マシュー・ハイネマン (『ラッカは静かに虐殺されている』、『カルテル・ランド』)
原作: Marie Brenner "Marie Colvin’s Private War" (2012年の記事)
主な出演者:
ロザムンド・パイク (『ゴーン・ガール』、『ナチス第三の男』)
トム・ホランダー (『ブレス しあわせの呼吸』、『ボヘミアン・ラプソディ』)
フェイ・マーセイ (『パレードへようこそ』、『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』)
あらすじ:
世界各地の紛争地に赴き記事を書き送った女性ジャーナリストのメリー・コルヴィンを描く。実話の映画化。
原題: "Zimna wojna"
英語題: "Cold War"
邦題: 『COLD WAR あの歌、2つの心』
日本公開: 2019年6月28日(金)
監督: パヴェウ・パヴリコフスキ (『イーダ』、『マイ・サマー・オブ・ラブ』)
主な出演者:
ヨアンナ・クーリグ (『夜明けの祈り』、『イーダ』)
Tomasz Kot
ボリス・シィッチ (『杉原千畝 スギハラチウネ』、『イクシアナ』)
あらすじ:
東西冷戦下、自由を奪われているポーランドの男性音楽家と、フランスの女性歌手との恋愛を描く。
原題: "The Front Runner"
邦題: 『フロントランナー』
日本公開: 2019年2月1日(金)
監督: ジェイソン・ライトマン (『タリーと私の秘密の時間』、『JUNO/ジュノ』)
原作: Matt Bai "All the Truth Is Out: The Week Politics Went Tabloid" (2014年)
主な出演者:
ヒュー・ジャックマン (『グレイテスト・ショーマン』、『リアル・スティール』)
ヴェラ・ファーミガ (『トレイン・ミッション』、『マイレージ、マイライフ』)
J・K・シモンズ (『セッション』、『JUNO/ジュノ』)
あらすじ:
ジョージ・H・W・ブッシュが大統領になった1988年の大統領選挙で、最有力候補といわれ民主党の大統領候補に挑むゲイリー・ハートを描く。実話の映画化。
以上です。
日本での題名・公開日が決まった作品は、そのつど追記する予定です。
参照:
- The Oscars | Academy Awards - アカデミー賞公式サイト
- 91st Academy Awards - Wikipedia - 英語版ウィキペディア
- 第91回アカデミー賞の有力候補の予想(10月、11月段階) - Situation Normal
- Gurus o' Gold: At The Start of The Season 2018/19 « Movie City News - 2018年9月5日の予想 (作品賞)
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