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ブラック・ウィドウ登場映画など 【マーベル映画あれこれ 1】(2021年6月時点)

2021-06-11 12:05:00 | 映画 - 作品

 この7月、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』以来2年ぶりにマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の新作映画が映画館に帰ってくる!

 そこで、マーベルの映画について書こうと思います。とても長くなったので以下の4回に分けました。分けたら初回がとても短くなってしまいましたが……。1回目の今回は『ブラック・ウィドウ』について簡単に書いておきます。


  1. ブラック・ウィドウ登場映画など
  2. MCUの映画 ――公開順や見る順番
  3. MCUのテレビシリーズ ――2013年~2020年と2021年以降
  4. マーベル映画とマルチバース(多元宇宙)

◆ ◆ ◆

 2020年5月1日に公開される予定だった映画『ブラック・ウィドウ』が、幾度もの公開延期を経て、今年7月9日(金)に日本も含め世界同時公開されることが決定した。その後、日本公開日は1日早まり7月8日(木)に変更すると5月20日に発表された。

 ただし、米国だけでなく日本でも7月9日(金)からDisney+(ディズニープラス)の「プレミア アクセス」でも配信される。定額配信サービスのDisney+に加入するだけでは見ることができなくて、作品ごとに追加料金を払うと配信で視聴可能となる。

 Disney+の月額は税込み770円(初月無料)、「プレミア アクセス」の追加料金は税込3,278円(2,980円+消費税10%)である。追加料金を払うとDisney+の会員期間中は何度でも視聴可能。


『ブラック・ウィドウ』の米国版ポスター(公開日が2020年5月、2020年11月、2021年7月)

 映画『ブラック・ウィドウ』はブラック・ウィドウことナターシャ・ロマノフを主人公としている。コミックでは1964年に初めて登場したキャラクターだ。MCUではスカーレット・ヨハンソンが演じており、これまでに以下の8本の映画に登場し、今回9本目にして初めての単独主演。

  1. 2010年 『アイアンマン2』
  2. 2012年 『アベンジャーズ』
  3. 2014年 『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』
  4. 2015年 『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』
  5. 2016年 『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』
  6. 2018年 『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』
  7. 2019年 『キャプテン・マーベル』 ※エンドクレジットのみ
  8. 2019年 『アベンジャーズ/ エンドゲーム』

 『ブラック・ウィドウ』はMCUの24本目の長編映画。時系列としてはMCUの13作目『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』と19作目『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』との間の話となる。

 おそらく、『ブラック・ウィドウ』は他のMCU作品を観ていなくても大丈夫な内容となっているだろう。あえて予習するなら、上記のブラック・ウィドウ登場作品だけでなく、MCUの1作目~13作目を公開順に観ていればいいだろう。さらに時間があるなら、14作目~23作目をこれも公開順に観ていればいいかと思う。


 次回は、MCUの映画を公開順に並べた表などを書きます。


◆ ◆ ◆

 参考までに、劇場公開とDisney+(ディズニープラス)の「プレミア アクセス」での配信を同時に行う映画は日本では以下の4本のみ。いずれも2021年の映画。同日開始は『ラーヤと龍の王国』のみで、他の3作は劇場公開の翌日から配信。「プレミア アクセス」の追加料金はどの作品も税込3,278円。


作品名劇場公開日プレミア アクセス
開始日
Blu-ray発売日通常配信開始
『ラーヤと龍の王国』3月5日(金)3月5日(金)5月21日(金)6月4日(金)午後4時
『クルエラ』5月27日(木)5月28日(金)
『ブラック・ウィドウ』7月8日(木)7月9日(金)
『ジャングル・クルーズ』7月29日(木)7月30日(金)

 2021年に劇場公開される予定のディズニー映画は他に3本。8月27日公開『ザ・ビートルズ:Get Back』、9月3日公開『シャン・チー/テン・リングスの伝説』、11月5日公開『エターナルズ』。いずれも劇場公開のみで、日本での「プレミア アクセス」での配信予定は今のところアナウンスされていない。

 劇場公開と「プレミア アクセス」での配信を同時に行うのは、コロナ禍で劇場公開がままならなかったり、劇場まで足を運ぶ人が減っていたからだが、今後も続けるかは不明。



 『ラーヤと龍の王国』は作品自体の評判は良かったものの、映画館以外でも見れる状態での劇場公開に映画館側が反発して、日本ではディズニーアニメにしては上映館数が少なくなってしまい、作品の認知度も上がらず大きなヒットとはならなかった。土日の全国観客動員数ランキングでは初登場6位→7位→9位→トップ10圏外となった。

 『クルエラ』もとても良い出来だったが日本では上映館数が少なくて、土日の全国観客動員数ランキングでは初登場6位→7位(先週末)となっている。(追記:その後の順位は、→8位)

 もう1年半近く映画館で宣伝してきた『ブラック・ウィドウ』はラーヤやクルエラほど上映ボイコットされることはないだろう。単独作品のラーヤならともかく、シリーズ物のMCU作品なら同時配信でも大規模公開せざるを得ないだろうというディズニーの強気も感じる。

(追記: 今までMCU映画とは無縁だったミニシアターに『ブラック・ウィドウ』のチラシが裏面に館名入りで置いてあった。これは『ラーヤと龍の王国』と『クルエラ』を上映してくれたお礼に『ブラック・ウィドウ』の上映館に入れたのか、それとも『ブラック・ウィドウ』も大手シネコンはイオンシネマとユナイテッド・シネマ系列のみ上映にとどまるということなのか。)

 ただでさえコロナ禍で経営が厳しくなってる映画館のことを考えると、同時ではなく1ヶ月くらい遅れての追加料金配信でもいいのではないだろうかと思ってしまう。



参照:


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