4月4日季語 長閑(のどか)
そのままガーデンの端に立つ欅を伐採すると
決めたのは、去年の5月。
業者さんの仕事の都合を待っていました。
昨日、明日行きますとの連絡があり
今日、伐採しました。
長年、敷地を守ってくれていたことに感謝して。
お酒と塩と鰹節を欅にお供えしました。
樹齢はおよそ80年、70メートルある欅です。
業者さんにお聞きすると、多分実生の木だろうとことです。
近所のお宅の敷地をお借りして、重機が庭に入りました。
欅の下に生えている竹を処分します。
クレーンに乗って木の中ほどに。
チェーンソーを持ち、ワイヤーを使って上に登ります。
ガッガッと靴についた鋲が木に食い込む音がします。
脇枝を切り倒すため、
重機にワイヤーをつないで引っ張ります。
バリバリ、と音がして。
欅は半分になりました。
更に上に登りワイヤーをつなぎます。
下に降りてチェーンソーで切り込みを入れます。
倒れました。
小屋の屋根にもかからず、隣の敷地に落ちることなく
無事に伐採できました。
空が広くなりました。
急なお別れになったけれど、十分な心の準備時間があったから
さよならは上手にできました。
きびきびした命を懸けた仕事に感激です。
四人の見事なチームプレーでした。
快く土地を貸してくれた近所の方、業者さんを紹介してくれ
間に入ってアドバイスしてくれた夫の同級生に感謝です。
これから台風や大風のときも安心です。
今まで庭を守ってくれた欅、どうもありがとう。