
中ノ御門は鳥取城の大手門。2019(令和元)年に復元工事がはじまった中ノ御門の表門は、3月13日に竣工した。表門は本柱2本、控え柱2本からなる高麗門形式で造られているが、虎口の幅いっぱいに設け、両端を石垣に寄せ掛けた大手門は他に例がない。また、左右の石垣の上の土塀と門の屋根が同じ高さで造られているのも特徴で、大手門としては珍しい形式、全国唯一という。
表門の前には2018(平成30)年に復元された擬宝珠橋が、内堀に架かる。
丸瓦には外様大名で唯一、使用が許された徳川家の「葵紋」が多数あしらわれている。
また、表門前の右側の石垣最上段にはハート型の石が組み込まれている。「猪目石」と言われ、昔から魔除けの象徴とされていた。
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