本丸より10m高い本段へ登っていくと早速、3重3階の天守を正面に見ることができる。本段の石垣は切込接ぎ、石材の角を成形し隙間はほとんど見られない。石垣上の土塀には、狭間が開かれ、石落としも設けられている。しかし、ここから幾多の枡形、門をくぐらなければ、天守へはたどり着けない。それらをひとつずつ見ていく。
ここを右に折れるとまず一の門がある。門をくぐり石段を上ると、左に二の門が待っている。正面の石垣の上には、二の門南櫓がある。
脇には一の門南櫓が門前を防御する。
一の門をくぐり振り返ると、2重2階の小天守がそびえ、門前を見下ろす。