2008年日本、オランダ、香港映画。黒沢清監督作品 脚本:マックス・マニックス
東京のごく普通の家庭の崩壊と再生を描いたホームドラマ、香川照之,小泉今日子主演。カンヌ国際映画祭「ある視点」部門 審査員賞受賞作品 。
小学6年生の次男・健二は父に反対されているピアノをこっそり習っている。父親はリストラされたことを家族に打ち明けられずにおり、兄は米軍に入隊しようとしている、母親も家族に内緒で自動車免許を取ったりと家族全員に秘密があることが明らかになっていく。それぞれが秘密を持ち、悩みを外に吐き出すことが出来ないとはいえ、見た目は普通な家庭におこった非日常。
泥棒に拉致されるところとか、ストーブを使う寒い夜の海に入るシーン。
車に激突しての交通事故のその後、小学生を豚バコに入れたあげく釈放の仕方とか健二のピアノの上達速度などリアルさに欠ける突っ込みどころ一杯の展開に文句はあるがそれなりに2時間近く面白く鑑賞できた。父親の竜介がリストラされた時と面接に訪れた会社で言われた同じ言葉「あなたが、できることは何ですか?」「我が社に何を提供してくれますか?」など、自分だったらどう答えるだろうかと自分を見つめ直すいい機会になった。絶望して「あーもういやだ。どうにでもなれ。」「ちきしょう!」と思うことがあっても、喰う寝るところ住む所、待っている家族がいることというごく当たり前の単純なことがいかに有難いのかを実感させて未来を感じさせる終り方で後味は悪くない。
東京のごく普通の家庭の崩壊と再生を描いたホームドラマ、香川照之,小泉今日子主演。カンヌ国際映画祭「ある視点」部門 審査員賞受賞作品 。
小学6年生の次男・健二は父に反対されているピアノをこっそり習っている。父親はリストラされたことを家族に打ち明けられずにおり、兄は米軍に入隊しようとしている、母親も家族に内緒で自動車免許を取ったりと家族全員に秘密があることが明らかになっていく。それぞれが秘密を持ち、悩みを外に吐き出すことが出来ないとはいえ、見た目は普通な家庭におこった非日常。
泥棒に拉致されるところとか、ストーブを使う寒い夜の海に入るシーン。
車に激突しての交通事故のその後、小学生を豚バコに入れたあげく釈放の仕方とか健二のピアノの上達速度などリアルさに欠ける突っ込みどころ一杯の展開に文句はあるがそれなりに2時間近く面白く鑑賞できた。父親の竜介がリストラされた時と面接に訪れた会社で言われた同じ言葉「あなたが、できることは何ですか?」「我が社に何を提供してくれますか?」など、自分だったらどう答えるだろうかと自分を見つめ直すいい機会になった。絶望して「あーもういやだ。どうにでもなれ。」「ちきしょう!」と思うことがあっても、喰う寝るところ住む所、待っている家族がいることというごく当たり前の単純なことがいかに有難いのかを実感させて未来を感じさせる終り方で後味は悪くない。
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