読書備忘録

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映画『地球が静止する日』

2009-01-01 | 映画
2008年アメリカ映画。原題「THE DAY THE EARTH STOOD STILL」
スコット・デリクソン監督作品、SFアクション
大きな光の球体がセントラルパークに着陸、地球を救う任務を遂行するために地球に降り立った宇宙からの使者・クラトゥ(キアヌ・リーブス)は、人類と友好的にコンタクトをとる前にアメリカ軍の攻撃に遇い負傷する。政府や科学者たちが、謎だらけの彼の存在とその真意を解き明かそうと奔走する中、危機対策チームに招集された科学者ヘレン(ジェニファー・コネリー)と幼い義理の息子(ジェイデン・クリストファー・サイア・スミス)は、彼のミッションに巻き込まれていく。武力行使の主戦論しか唱えない国防長官(キャシー・ベイツ)の語る、「二つの文明が遭遇したとき、劣るほうは滅ぼされるか奴隷にされる」という理論は過去の人類の歴史からの考え方だが、宇宙人との遭遇はもはやその理論が成り立たないことは誰にでも解りそうで彼女の頑固さはブッシュ政権のネオコン一派を象徴するようで今のアメリカ政治に対するアイロニー?。
やがて彼は「人類が滅亡すれば地球は生き残れる」という結論にたどり着き、脅威の攻撃を開始するが・・・・。
人類と異星人の出会いと、それに対する人類の動向をシミュレーション風に展開させた1951年版『地球の静止する日』のリメイク作品。
宇宙船を球体の謎の物体としたところが新しい。
地球はそこに暮らすあらゆる生物・無生物の共有財産。
それを勝手に汚染し消費し独占しようとする人間たちに対して大いなる警鐘を鳴らす作品で全てが静止した状態で映画は終る。
観客それぞれが今後の地球を如何したいのか問われる映画でした。

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