一発大きく当てたものの後の作品が中々書けない作家・新居に届いた過去へのタイムスリップ体験の案内状。
うさん臭いと思いつつ詐欺だと疑いつつも、新居にはいじめられっ子だったこと、女に手痛くふられたことなど、やり直したい過去の記憶を修正する為
小説のネタになるとその話しに乗る事に。
チョット変ったタイムスリップ小説です。
主人公の新井はお金を払って試したら大成功、自分の心の古傷になっていた過去を修正して自らの過去を変えて新しい自分を手に入れるのだが・・・。
意外な結末を迎えるが、さわやかなストーリーで読みやすいし読後感もいい。
自分にとっても過去とは何かということも考えさせられた。 戻る方法論よりも過去
に戻って何をしたいのかに重点置いたSFぽいがミステリー小説でもある感じ。
「いろいろ失敗したからこそ、今の自分がいるんですよ。壁を乗り越えたっていうのは、人間の勲章みたいなものじゃないか」(254P)
「人間、よっぽど取り返しがつかないことをしでかさない限り、過去を変える必要はないんだ。
・・・やるべきことは過去とどう向き合うかなんだ。そのときがあったからこそ今がある。」(261P)
2010年6月中央公論社刊
うさん臭いと思いつつ詐欺だと疑いつつも、新居にはいじめられっ子だったこと、女に手痛くふられたことなど、やり直したい過去の記憶を修正する為
小説のネタになるとその話しに乗る事に。
チョット変ったタイムスリップ小説です。
主人公の新井はお金を払って試したら大成功、自分の心の古傷になっていた過去を修正して自らの過去を変えて新しい自分を手に入れるのだが・・・。
意外な結末を迎えるが、さわやかなストーリーで読みやすいし読後感もいい。
自分にとっても過去とは何かということも考えさせられた。 戻る方法論よりも過去
に戻って何をしたいのかに重点置いたSFぽいがミステリー小説でもある感じ。
「いろいろ失敗したからこそ、今の自分がいるんですよ。壁を乗り越えたっていうのは、人間の勲章みたいなものじゃないか」(254P)
「人間、よっぽど取り返しがつかないことをしでかさない限り、過去を変える必要はないんだ。
・・・やるべきことは過去とどう向き合うかなんだ。そのときがあったからこそ今がある。」(261P)
2010年6月中央公論社刊
最近ブログを始めました。
今後もよろしくお願い致します。
先生の著書は12冊程読ませてもらっています。
こらからも先生の
山本甲士先生のブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/mtbook54/MYBLOG/yblog.html