スーパーお婆ちゃんシリーズ第3弾。巻き込まれ型小説の著者が負の連鎖を断ち切り正の連鎖の生き方とものの考え方が学べる痛快物語。重ノ木さちは、フリースクールに通う小学五年生の女の子。不登校の小中学生が通うその施設に、ある日突然、ボランティアスタッフとして真崎ひかりと名乗る謎のおばあちゃんがやってきた。作務衣に割烹着姿、手ぬぐいを姉さんかぶりした、見た目はちょっと変なおばあちゃんだったが、彼女の笑顔と「優しいうそ」で、バラバラだった子ども達の雰囲気が少しずつ変わり、さちやその家族の気持ちにも徐々に変化が・・・。第1作で85歳だったひかりばぁちゃんあれから3年位経っているから88歳以上の年齢だがらいたって元気だ。さっちゃん小5年生でもそんなにインターネットを使いこなしているのかとビックリした。馬は道交法では軽車両なんだ。読んでいて「立禅」や「ネガティブトレーニング」「筋トレの効果的仕方」を思わず検索してしまった。
痛快で幸せを運ぶスーパーおばあちゃん小説の続編期待。
2022年10月双葉文庫刊
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