読書備忘録

私が読んだ本等の日々の
忘れない為の備忘録です

染井為人著「震える天秤」

2024-08-02 | さ行
サスペンスミステリー。北陸のコンビニFYマートで高齢ドライバーによる死亡事故が発生した。アクセルとブレーキを踏み違えたという86歳男性の運転する軽トラックが店舗に突っ込み、店長を轢き殺したのだ。加害者は認知症の疑いがあり、警察は責任能力を調査している。事故に違和感を覚えた隔週誌「ホリデー」から派遣されたフリーライターの俊藤律(しゅんどう・りつ)は加害者の住んでいた福井県牧野市の村を訪ねるが、村人の過剰な緊張に迎えられて・・・「この村はおかしい。必死で何かを隠している」。取材に乗り出した律は、目撃者の17歳のアルバイト女店員の七海をきっかけに、続々と予想外の事実を知ることに。高齢化した過疎地、高齢者の運転免許返納問題。高齢者が絡む交通事故の裏側に秘められた真実が明かされた時驚愕の事実が解るのだが読後感は良い。
2019年8月角川書店刊

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 五十嵐貴久著「マーダーハウス」 | トップ | 染井為人著「悪い夏」 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

さ行」カテゴリの最新記事