読書備忘録

私が読んだ本等の日々の
忘れない為の備忘録です

佐々木譲著「警官の酒場 道警・大通警察署」

2024-10-17 | 佐々木譲
道警・大通警察署シリーズ第11弾。捜査の第一線から外され続けた佐伯宏一。だが能力の高さは重大事案の検挙実績では道警一だったのだが、度重なる警部昇進試験受験の説得に心が揺れていた。その頃、競走馬の育成の「岩倉牧場」に強盗に入った闇サイトのアルバイトで集められた四人の実行役によって強盗事件が発生する。計画とは違いその中の一人が猟銃欲しさに経営者を撲殺し、猟銃を奪ってしまう。強盗殺人犯となった男たちは札幌方面に逃走を図るのだが・・・。それぞれの願いや思惑がひとつに収束し、警官の酒場ジャズバー「ブラックバード」にある想いが満ちていく・・・。組織内での軋轢や葛藤に、関係を含め個人的事情を抱えてはいるが別々の部署にいる佐伯・小島百合・津久井・新宮・仲間が抱えるそれぞれの案件から、最後には一つなり大きなヤマ場を解決するところに収束され畳みかける展開進行に一気読みでした。津久井と、ジャズ・ピアニストの安西奈津美、そして佐伯と小島百合との行く末が・・・第1シーズン完とか続きの第2シーズンが待ちどうしい。
2024年2月角川春樹事務所刊


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