読書備忘録

私が読んだ本等の日々の
忘れない為の備忘録です

大倉崇裕著「秋 霧」

2018-05-07 | あ行

山岳サスペンス。 元私立探偵で、今は東京の月島で便利屋をやっている倉持「天狗岳に登ってきてくれんか」死期の迫った伝説的経営者上尾からの依頼を受けた山行の動画を撮る簡単な仕事のはずが、なぜか不審な影が。一方、元自衛隊特殊部隊員深江は、未解決殺人の対処に動く警視庁の儀藤に神出鬼没の殺し屋「霧」の追跡を依頼される。直後から何者かの襲撃を受け、奥多摩山中では凄惨な殺人現場に遭遇。その帰途、敵の車のカーナビに残っていた足跡を辿ると、目的地の病院で一人の男が拉致される現場を目撃する。直感に従い救出した男こそ、上尾にDVDを届けた倉持だった。秋の紅く燃える八ヶ岳連峰・天狗岳で、三つ巴の死闘に巻き込まれた便利屋倉持と深江はそれぞれ独自に自分たちが巻き込まれている事件を調査していくが、あるときその2つが交差し、事件の全容が明らかになるのだが・・・・。

山岳を舞台に、プロフェッショナル同士の激烈な死闘を描いたハードボイルドサスペンス。昔登った天狗岳や温泉の思いでに浸りながら楽しく読めた。

20177月祥伝社刊 


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