サブプライム不況の根本について

ちょっと面白いブログがあったので紹介する。
岩崎日出俊のブログ　「汚染米の混入」
内容をちょっと要約。
・サブプライムローン総額・・・１００兆円～２００兆円の間。
・債務不履行分は不明だが、次の仮説を組んで検証している。

[仮説1]ローン総額を150兆円として、債務不履行を４割＝６0兆円とする。
補足：米国住宅ローンはノンリコース（非遡及型融資）なので、返済不能になると住宅の鍵をローン会社に送る事でローン会社の資産にしてあとはトンズラ。ローン会社はキャッシュじゃなく現物を巻き上げる事になる。これでローンはチャラ。或る意味借家だな(笑)。

[仮説2]ローン会社が巻き上げた担保住宅をローン残高の６割で売却したとする。
補足：買ったモノを６割で売ったら損は4割→60兆の4割で24兆円。←注意
24兆円が実損.......

米国政府公的資金投入額160兆円・・・。とここで6.7倍もの金が突っ込まれている事と実損とが合わなくなる。
こっからが引用先の面白いところ。

サブプライムローンの証券化

これが元凶ってのはみんな判っているけど、これを汚染米に例えたところが凄く判りやすかった。
公共事業費とかの真水部分の逆だね。産地偽装で例えてもよいが、「コメ」ってのが良い。混じったら分別不可能（色付いてたらいいけどね）。それを粉にして混ぜたら・・・ってあとは元のブログを見てもらった方がよいかな。

つまりは、分別不能になった証券群は汚染米の混じったコメと同じ状態になったわけだね。
そなると・・・の先は怖ろしい事まで書いてある。

悪寒・・・全てをリセットするのだろうか。そうするために人類は何をするのだろう。