ならおうは穏やかに語る

Fly Fishingを中心に難しい話からヨタ話まで支離滅裂な雑文。
(09/08/23カウンターを付けました。)

猛暑日直前のなごみの湖

2018-07-15 17:15:38 | 釣り
七月の連休は猛暑日が予想されているが、その前の週の大雨とちょっと前の夕立のおかげでなごみの湖はまだギリギリ適温。夏休み前のこの週以後はSuper hard tough conditionになるので、強引に休みを取ってなごみの湖へ行った。

気象解析
まずこの季節は夕立の頻度や降水量、そして気温が重要になる。信楽のアメダスでほぼ代替できるので解析してみる。
雨量

気温

西日本豪雨の影響で7/6の早朝に結構降ったこと、7/10や7/12に夕立があったことがわかる。
気温も、土曜日までは25℃を超えることがなかったこと、晴れてからもカラッとしていたせいか、放射冷却の影響で最低気温が7/8や7/10の深夜に20℃を下回っている。この気温の推移は水温に影響することも予想される。

上流部での十分な雨量は上流から大量の水が流れ込む原因となるので、砂防ダム湖の酸素濃度を高くする。さらにマサ土の和束/信楽では豪雨と夕立はそのまま谷筋から湧水となって水温上昇の抗力となる。という状況。
実際の記録

7/6と7/7は大雨のため閉場。六月末からまだそれほど水温が上がっていない。
開場時(6:30) :21deg/C

9:30現在の外気温:27℃、天候:曇り時々晴れ
なごみの湖:2.0m:19.0℃ 



フローティングラインの新調
リッジラインと#7のフライロッドを買ったのが2008年だから、10年も使っている。
ランニングラインはキャスト時に踏むこともあって思ったよりも痛みます。具体的にはコーティング部にクラックが入ったりするわけで、そういうところ数カ所を融着などで自己修理対応してました。
今回、釣りに行くちょっと前にそういう場所を引っ張ると思ったよりも劣化していて、コアが簡単に切れました。これは潮時と考え、痛んでいないヘッド部は別のランニングラインとのハイブリッドのFloating Shooting head systemに改造。
とはいえこれがうまく機能するかどうかわからないので新しいリールとラインも導入。
ラインはScientific AnglersのSUPRA EXPRESS WF-7/8-F
謳い文句は次の通り。
キャスティングスタイルを選ばないバーサタイルなWFライン
スイッチロッドとのマッチングも計算されたテーパー&ウェイト設定。
あらゆるニーズに対応すべく開発したスープラエクスプレス・フローティングは、スカンジナビア系ラインをもとにテーパーを改良し、さらにウェイト感を従来のシングルハンドロッドにも合うように設定しました。

素早いロードとキャストアウトが可能なように6~8m付近にウェイトポイントを設定。しかも番手毎に長さを変更して最適なヘッドレングスをはじき出しています。リアテーパー部のみをカラー変更することによりキャスティングスタイルにマッチした“スウィートスポット”を選ぶことが可能です。

様々なレングスや硬さのロッド、そして様々なキャスティングスタイルにマッチするように複数番手表示を採用しました。全長90フィート、ラインカラーはアイボリーでリアテーパー部のみブルージェイ。

インプレ
このラインは27m(90ft)。Ridge Distance Taperが35m(105ft)だったので、#7で同じようにキャストするとフルラインキャストになる。
問題はリーダーのターンオーバー。Ridgeのときはドライフライを投げたとき、向かい風だとリーダーが伸びきらないが、無風か追い風だとまぁターンオーバーする。これがSUPRA EXPRESSは追い風でないとターンオーバーしない。ちょっと癖があるという感じ。多分、最後に慣性でランニングラインが伸びるのを見つめるのではなく、意図的にThumbing: サミング(これはベイトリールでのキャストにおいて、キャスト最後のルアーなどが着水寸前にスプールを「親指」で触れて減速させる技。スピニングではIndex finger(人差し指)で軽くラインに触れて減速させる)のような技が必要なのかも。
ま、だんだんと慣れるとカラー変更部がチップから出切ったくらいでのシュートがいい感じです。いわゆるSTでヘッドがロッドチップから出て、ちょっとランニングを出した状態でシュートする感じに近いかも。
これはRidgeのようにラインの重さを感じながらの長いバックキャストは無駄なようです。

釣りメモ(AMの試験)

さて、第一桟橋で新ラインを試したり、Ridgeの改造ハイブリッドSTはライン接合部を改良しないと使い物にならないとか、底をWhite/Chartreuseで探ってもいまいちだとか、鹿に遭遇したり

(こいつらもしかしたら以前に小杉で飛び出したやつちゃうか?)
と午前中はあまり効率良くなく、FのRed pupaとかの放置プレイはいまいちでお隣のルアーの方がいい感じでちょっとorzでした。

釣りメモ(濁ったら黒)
しかし、過去のデータではBlack Streamer (BSt) が良いとあることを思い出し、インタミ+FS leaderのCD30-40で昼前から連発。
Back floatに変えても同じように調子よく「濁ったら黒」は有効でした。


Renegade Royal
夕方になって日陰になる前からはライズリングがポツポツ見えるので、ソフトハックルを沈めても出ますが、ちょっと効率が悪い。そこでem>SUPRA EXPRESSのキャス練と慣れを目的にRenegade Royalをセット。

ターンオーバーがうまくいかないと回収のために引っ張るわけで、するとなんということでしょう(笑)

表層リトリーブ1キャスト1ヒットの勢いでした。

と新着情報に記してもらう状況。

フリーノット考
これは備忘録の類。フリーノットでフライを結ぶとフライはティペットの張力からの束縛を免れる。
バックフロートのガーグラーヘッド(Gurgler head)のフライはポッパーにもなるし、リップの代わりにもなる。
一般のフライはリトリーブ速度の揺らぎでテイルのマラブーなどが振動する。ビーズヘッドやボールチェンアイはフライの沈降速度を高めるので、上下にくねる動きを演出しやすい。
左右の小さな動きはあまり考えない。だからユニノットなどで縛ってもいい。それでもフリーノットにするとフライの動きはかなり自由になる。
一方、バックフロート型のフライをシンキングのシステムで沈めると、リトリーブの停止時に揺らぎながら浮上する。ヘッドは最終的に下になる。こういう時はフリーノットの方がより誘いやすい。ガーグラーヘッドにするとリトリーブ時にはヘッドが水流を受けて全体がくねるので、かなりトリッキーな動きになる。
しかし、弱点はある。
フリーノットのティペットはいずれフックとの摩擦で劣化する。

対処法はただ一つ。数尾釣ったら確認せよ。これだけ。あかんかったら結び直せばいい。
ま、釣りまくるとフライそのものも壊れるので、フックの確認は重要です。

ラインバスケット
買い物かごに猫防止のピンを立てるのは悪くなく、あとは間引き頻度。
折りたたみボックスにゴムバンド(海フライの本3より)。これも悪くない。
しばらくは両方持って行くことになりそう。












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