有名処ならシマザキガガンボ。ウイングもあるので水面のガガンボに激似。ま、ダディロングレッグスもそういう類だが、シマザキガガンボが上と思う。
さて、ガガンボのドライフライ(アダルト)はウィングが横に広がっているのが特徴だが、ここでウイングを取る。CDCをソフトハックル代わりにパラッと巻くだけにする。
ウイングがないので視認性が悪いがCDCの特技[強力な浮力]を活かし易くなる。着水後引いてティペットと共にフライを沈める。放置するとフライがポカッと浮く。フックベンドは沈むので正にイマージャ。浮いて来るときにフライの位置がわかる。あとは集中する。
アダルトの広がったウィングは虫の羽が透明であることを考えると空中にあるときは悪くないが、イマージャとしてポカっと浮くときに羽を広げたまま浮かぶことはあり得ないので変。そして、次の釣り方にちょっと邪魔。
次の釣り方ってのはポカっと浮かべても出ないときにソフトハックルウェットとしてリトリーブする釣り方のこと。リトリーブを止めると浮いて、引くと水面直下。だからウィングは不要。
CDCソフトハックルのリトリーブは水面下のCDCが気泡に包まれることが特徴。つまり全反射体が水面下を移動する。そして水面は水中から見ると特定の範囲(Fish Window)以外は鏡面なので、キラメキが水面直下で反射するわけで、かなりのアピール力を持つ。
魚の視野の片隅でキラキラしたものが動くとそれを食えるモノか単なるゴミか確認に行くだろう。そして近づくと部分的に疎水性を失ったCDCが気泡の塊からはみ出しながら動いている。魚は食えるモンと思うだろう。気泡の中はCDCに囲まれたボディなのでこれも虫っぽいかもしれないね。
さて、ハックルとしてCDCを巻くだけだが、ボディは色々楽しめる。
・黄色いポリプロピレン繊維を縒ったモノ。ファインワイヤでリビングすると良いだろう。
・マイクロチューブ。下に黄色いスレッドを巻くのが良いだろう。
・CDCを縒ってシャンクに巻き付けたモノ。
・ストリップピーコック、黒いスレッド、その他もろもろを使っても良いと思う。
さて、ボディ(アブダメン)材料に高浮力系を使うと、浮かんでるときにボディは水面とほぼ水平になる。ベンドから沈むので完全に水平にはならないが。CDCだけじゃなくヘンハックル等を使う、ウィングレスでテイルレスのシンプルフライの事は「スパイダーパターン」と呼ぶ。フライフィッシング用語辞典で「スパイダー・パターン」を調べると200年以上前にイングランド北部ヨークシャーで生まれたらしい。日本のテンカラ毛鉤(16世紀にはあったらしい!)も分類上は此方に入る。
一方逆にボディ(アブダメン)に沈みやすい材料を使うとハックルが放射状に広がってその中心からフックがぶら下がった、「傘:アンプレラ」の様なフライになる。これはフライフィッシング用語辞典では「アメリカン・スパイダー・フライ」となる。傘の軸が長いと違和感があるが、カーブドシャンクのフックを使うと垂れ下がる虫っぽくなる。アメリカンスパイダーパターンではテイルを付けるそうだが、なくても良いだろう。ま、パラシュート系ドライフライのポストレスだね。なお、アメリカン・スパイダー・フライはハックルがゲイブの数倍(4~5倍)と巨大らしい。
いずれ、リアルイミテートかアトラクタかというとアトラクタになるが、人から見てリアルなドライフライをアトラクタとみててもおかしくないし、見た目アトラクタなスパイダーも瞬間芸的には物凄いリアルなのかもしれない。つうか自然界で一番目立つのは動くモノ。だからトカゲ等の小動物も動かずにやり過ごそうとするわけだ。逆に魚を釣るためのフライも目立たないと魚に気づいてもらえない。動きは捕食行動を誘発する。これ、ナチュラルドリフトと大きく異なるコンセプトだけど、この辺は触らぬ方が良さそう(笑)。
確かに険しい選択眼を持つ魚も居るし、そういう環境の渋い魚を狙うのもあり。だけどそこまで自分を追いつめる必要は無いと思う。
さて、ガガンボのドライフライ(アダルト)はウィングが横に広がっているのが特徴だが、ここでウイングを取る。CDCをソフトハックル代わりにパラッと巻くだけにする。
ウイングがないので視認性が悪いがCDCの特技[強力な浮力]を活かし易くなる。着水後引いてティペットと共にフライを沈める。放置するとフライがポカッと浮く。フックベンドは沈むので正にイマージャ。浮いて来るときにフライの位置がわかる。あとは集中する。
アダルトの広がったウィングは虫の羽が透明であることを考えると空中にあるときは悪くないが、イマージャとしてポカっと浮くときに羽を広げたまま浮かぶことはあり得ないので変。そして、次の釣り方にちょっと邪魔。
次の釣り方ってのはポカっと浮かべても出ないときにソフトハックルウェットとしてリトリーブする釣り方のこと。リトリーブを止めると浮いて、引くと水面直下。だからウィングは不要。
CDCソフトハックルのリトリーブは水面下のCDCが気泡に包まれることが特徴。つまり全反射体が水面下を移動する。そして水面は水中から見ると特定の範囲(Fish Window)以外は鏡面なので、キラメキが水面直下で反射するわけで、かなりのアピール力を持つ。
魚の視野の片隅でキラキラしたものが動くとそれを食えるモノか単なるゴミか確認に行くだろう。そして近づくと部分的に疎水性を失ったCDCが気泡の塊からはみ出しながら動いている。魚は食えるモンと思うだろう。気泡の中はCDCに囲まれたボディなのでこれも虫っぽいかもしれないね。
さて、ハックルとしてCDCを巻くだけだが、ボディは色々楽しめる。
・黄色いポリプロピレン繊維を縒ったモノ。ファインワイヤでリビングすると良いだろう。
・マイクロチューブ。下に黄色いスレッドを巻くのが良いだろう。
・CDCを縒ってシャンクに巻き付けたモノ。
・ストリップピーコック、黒いスレッド、その他もろもろを使っても良いと思う。
さて、ボディ(アブダメン)材料に高浮力系を使うと、浮かんでるときにボディは水面とほぼ水平になる。ベンドから沈むので完全に水平にはならないが。CDCだけじゃなくヘンハックル等を使う、ウィングレスでテイルレスのシンプルフライの事は「スパイダーパターン」と呼ぶ。フライフィッシング用語辞典で「スパイダー・パターン」を調べると200年以上前にイングランド北部ヨークシャーで生まれたらしい。日本のテンカラ毛鉤(16世紀にはあったらしい!)も分類上は此方に入る。
一方逆にボディ(アブダメン)に沈みやすい材料を使うとハックルが放射状に広がってその中心からフックがぶら下がった、「傘:アンプレラ」の様なフライになる。これはフライフィッシング用語辞典では「アメリカン・スパイダー・フライ」となる。傘の軸が長いと違和感があるが、カーブドシャンクのフックを使うと垂れ下がる虫っぽくなる。アメリカンスパイダーパターンではテイルを付けるそうだが、なくても良いだろう。ま、パラシュート系ドライフライのポストレスだね。なお、アメリカン・スパイダー・フライはハックルがゲイブの数倍(4~5倍)と巨大らしい。
いずれ、リアルイミテートかアトラクタかというとアトラクタになるが、人から見てリアルなドライフライをアトラクタとみててもおかしくないし、見た目アトラクタなスパイダーも瞬間芸的には物凄いリアルなのかもしれない。つうか自然界で一番目立つのは動くモノ。だからトカゲ等の小動物も動かずにやり過ごそうとするわけだ。逆に魚を釣るためのフライも目立たないと魚に気づいてもらえない。動きは捕食行動を誘発する。これ、ナチュラルドリフトと大きく異なるコンセプトだけど、この辺は触らぬ方が良さそう(笑)。
確かに険しい選択眼を持つ魚も居るし、そういう環境の渋い魚を狙うのもあり。だけどそこまで自分を追いつめる必要は無いと思う。