ならおうは穏やかに語る

Fly Fishingを中心に難しい話からヨタ話まで支離滅裂な雑文。
(09/08/23カウンターを付けました。)

The end of PRIMERA

2005-12-09 23:38:52 | クルマ
PRIMERAが生産終了した。
今から凡そ十年前に買ったクルマがPRIMERA2.0eGT。形式名FHP10という英国製の輸入車でハッチバックの5Drなので実用上はワゴンクルマ並みだった。
しかし脚はP10そのものでコーナーが楽しいクルマでした。(ちょっとテールハッピーだったけどね)その前に乗っていた中古のAE81と大きく違ったのは逃げないハンドリングでした。
AE81はどアンダーなクルマだったのでFHP10でタックイン気味に攻めると崖に刺さるかと思うほど回頭性がよいクルマでした。

さて、初代のPrimera P10はドイツ車並と呼ばれた硬い脚が特徴のクルマでした。日産の910運動の象徴である世界戦略車でした。路面追従性の高いフロントのマルチリンクとストロークを押さえた少し跳ね気味のリアストラットが特徴の脚でした。
英国製の5Drハッチバックは欧州車っぽい感じが大好きでした。
なお私がこのクルマを愛したきっかけも車を買い換えたきっかけもこの後ろ脚でした。少しでも乗り心地をよくしようとビルシュタインを入れましたが、根本のストローク不足は解消できませんでした。
それでもタックイン気味にブレーキを残してコーナーにアプローチしたときの気持ちよさ、オーバーになったときはアクセルオンでアンダー(パワーアンダーって勝手に言っていましたが)になるコントロール性の気持ちよさは今でも体が覚えています。
しかしクルマは段々と経たります。エンジンマウントを取っ替えたりしましたが、プジョー406の猫脚、BMW318iのスポーツシューズ感、Primeraの脚が金属スパイクのゴルフシューズと思うようになりました。その少し前に乗ったVentではそれほど違和感を感じなかったのですが・・・。
そういえばFHP10を入手したとき、友人のシビックSi(EF3)ノンストロークサスペンション(笑)と比較した記憶があります。あの脚はスリッパって感じですね(笑)。噂ではボディが撓んでいたとか・・・。

さて、P10の欠点だった硬いストロークしない後ろ脚を改良したのがP11でした。マルチリンクビームサスペンションの採用で柔らかく(ストロークが大きくても)リアが路面を追従する構造になりました。結構良い脚で次のP12まで続きました。
惜しむらくはP11は日産の衰退期のクルマなので何か吹っ切れていないと言うことでしょう。

そして最後のP12。今の車を買う前に試乗しました。良い脚です。P10のスパイクシューズではなくスポーツシューズになっていました。センターメーターとコンソールのタッチはもう一つでしたが・・・。デザインそのものは凝っています。モノフォルムを強調していて、フェイスリフト前のアルファ156に負けない個性でした。
ちなみにフェイスリフト前のアルファ156の方が現行よりも好きです。
初代の「不細工か美しいかの微妙な線上のデザイン」ではなく「誰が見ても判るかっこよさ=コスメ」が何か嫌なんですよね・・・。

というわけでついにPRIMERAは生産終了してしまいました。

FHP12を輸入していたらFHP10から買い換えていたでしょうね。でも2001年には輸入しないと確定。なれば5Drはフランス車かSAABに限定されてきます。
そして、PRIMERAに無かった圧倒的動力性能を持つ全天候型ファミリーカー快速仕様を今のクルマに求めたわけです。
ビル脚、AWD、2Lターボ、4Dr。もし5Drを望むとワゴンになるわけで、次はその手のセミオフローダーになるかもしれません。



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