プチエアロ

小さいエアロパーツを取り付けること。
ランエボやインプ・・・の様な「如何にも」じゃないエアロパーツ。

アリオンとかティアナのような普通のセダンのトランク、ミニバンのルーフ後端にチョコンとくっついているリアスポとかサイドスカート、エアダムの類。
大抵が純正仕様で目立たなくさりげなく付いているけどつけていない方がクルマが綺麗だ。変なコスメになるわけで、素材の欠点を隠すつもりが逆に目立っている様な気がする。

ちなみにBMWならM-sportsがエアロ仕様でエアダムとリアバンパー程度なので余り目立たないが、んなもん無くても十分トラクションが掛かるクルマであるので結局コスメか。

プチエアロを付けるとそれがもともとのバンパー一体型でない限り取り付け部に水あかが溜まる。車を洗うたび、雨が降るたびにその隙間が汚れていくわけだ。
フィン型（ダックテイル）のリアスポはまだましかもしれないがウィング型になると保持部を含めて余り良くない。

実際エアロの効果を確認しようとすればそれなりの速度が必要なわけで、そうなってくると前後バランスも含めて調整しなければならない。ところがそういう調整が要らない領域ってのは単なるドラッグ（抵抗）にしかなっていない。

ま、エビの尻尾のような張りぼてをルーフに備えたワンボックスカーほど抵抗にはなっていないと思うが、空気の流れを本当に考えてあるようなエアロパーツを見ることは少ない。

冒頭に掲げたランエボ、インプはデカっぱねを付けた仕様の生産車が必要だから付けているのであってあれも実戦用のパーツではない。ま、それなりに調整できたりしますが・・・。いずれにせよこの手の車はこういう派手な装いとボディに開けられた穴が普通じゃないことをアピールしているわけで、それをファミリーカー（特にミニバン）に施すのは何か間違っている様な気がする。

ま、エアロだけではなくシャコタンも漏れなく付いてくるようだが、ミニバンをシャコタンにして固いバネを入れて乗り心地を悪化させるバッドチューニングは厳しいだろうね。実際ストローク不足できちんと曲がれなかったりするし・・・。

ちょっと話がそれましたが、プチエアロの金をかけるのなら「良いタイヤ」を入れたり、まめなオイル交換の方が車にとって大事でしょう。