ならおうは穏やかに語る

Fly Fishingを中心に難しい話からヨタ話まで支離滅裂な雑文。
(09/08/23カウンターを付けました。)

魅力的なストリーマーのテイル

2023-01-28 22:09:32 | 釣り
艶かしく(なまめかしく)波打つような動きを持ち、止めた時も形状が紡錘形のストリーマーのテイルの概要を考える。

ウーリーバガーに代表されるマラブーを十数本まとめたテイルはマラブーの動きが艶かしい。しかし、動きを止めた(リトリーブをやめた)瞬間、ボワっと広がってしまう。
また、コシがないのでフックと絡みやすい。これはエッグヤーンをテイルにしても解決しない。
ゾンカーが最も理想に近いが、止めた時に紡錘形にはならない。
お手軽にシェニールをテイルにする(カスケード モップシェニール、メルティシェニール)のもありだけど、それぞれ狙いが少し異なる。そして、ちょっといじらないとすぐにボロボロになってしまう。

■ カスケード モップシェニール
ラパラのジョインテッドミノーと同じように全体としてのクネクネ感を出す。テイルだけが波打つって感じじゃない。

■ メルティシェニール
いわゆる「ワーム」っぽくなる。紡錘ではなく円筒ってところが思惑とは異なる。

シェニールは末端をライターで炙ってほどけないようにしないと末端から壊れていく。

なお「モコモコ モップ」とか言う商品名のモップを適度な長さに切って使うと耐久性がアップする。お手軽フライとして色々紹介されている。
これの構造はモップシェニールを撚ったもの。折り返してあるので末端から壊れることはない。これをブドウムシフライとする方も多い。
ちなみに、カスケードモップシェニールをさらに撚って作成することが可能。

一方、メルティヤーンのような素材を撚ってみたが、「芯」が太いので波打つテイルは難しい。
ハックルをテイルとして使うと、止めた時と動かした時の形状変化は少ないが、芯となるストークが強いので波打たず、振動する。長くすれば波打つけど、#10程度のフライとの相性はあまりよくない。

で、Puppy LeechというDouble Twist Extension (DTE)法で作成したテイルを用いたフライが「魔弾」ということで最近ざわめき出している。
リンク先はここ

これがまさに
艶かしく(なまめかしく)波打つような動きを持ち、止めた時も形状が紡錘形のストリーマーのテイル

数本巻いてみた。
・ シマザキストレッチボディ、エッグヤーン。
・ ツイスターは二つあると良い。
ダブルツイストエクステンションはここを参照してもよいだろう。
動画なら島崎さんのYoutubeがわかりやすい。

コツはマテリアルをつけすぎないこと。ストレッチボディは、スレッドを芯にするダビングループよりも「芯」があるので、波打感がいい。
今のところ大体思惑通り。あと、エッグヤーンとラビットファー(ゾンカーテープから切り出す)を比較するのは今後の課題。
島崎さんの動画はゾンカーを使っているけどできたテイルは結構大きい。この辺は自分で調整すると面白くなると思います。



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