なごみの湖でこんなに釣ったことはあったのだろうか。フライはLarge Pupaとソフトハックルのみ。
狙い通りのリトリーブ系の釣りで40尾を超えると腕がつかれました。
日が変わる頃に大雨。明け方は止んでいたが太陽が見えない黄砂。
撮影の8:41は全体に黄色くかすんでいます。私は奥の第二桟橋。
湖面のさざ波はまだ小さく、天気予報では南方から西の風なので後ろの堰堤からの吹き下ろしになるとのこと。実際そういう風で殆ど中央桟橋側を向いていました。
さて、今日のレギュラーフライは次のとおり。一応ストリーマにニンフも用意していましたが、必要ありませんでした。
記録に残すため、フライの写真と解説も・・・。
・上段:左からRed Large Pupa 1号、2号。
この半透明なユスリカ蛹は日が差して魚が少し沈むと有効。鈎は管付きチヌ鈎1号と管付きグレ鈎3号(tippet切れのため、撮影は予備。)。
中段:Partridge and Black with copper rib covered by nylon.
これは夕刻に使って大物を堪能。鈎はTMC100 #12。どこかの解説者が「Midgeが・・・#24が・・・シラメ・・・」と述べられていたので、「フライのサイズだけじゃないんだよ。」と確認するために使用。このサイズのせいか終盤は大物が増えました。
下段左: Cock de Leon and Black with copper rib covered by nylon.
non tail Version。
下段右: Cock de Leon and Pheasant Tail with copper rib.
tippet切れのため、撮影は予備。この二つが大活躍です。鈎はOWNER 天野テンカラ2号。
Red Large Pupa
赤スレッドで特製の赤系タスル(tassel)[金属光沢の細帯はアルミ箔だけじゃなく、アルミ蒸着PET+着色品もティンセル(tinsel)という。]を巻き止め、ボディとして「なるべく重ならないように」巻き上げる。スレッドで頭部と後部を作ってボンドSUでコーティング。なお、右の2号はホログラムチックな反射色が若干強いが、モノは同じ。このtasselは赤いPETに薄く蒸着されているので反射色は場所によって微妙に異なる。そしてある程度の厚みがあるので透過光は赤い。これをボンドSUでコートすると強度は増すし、ボディの半透明感も増強できる。ヘッドセメントよりも硬化時間は長いがヘッドセメントを厚塗りしたときと同等の硬化時間なので、特に問題を感じていない。フライはバイスから外して適当なものに刺して(フライが回転しないある程度の腰を持つ発泡体がよい)爪楊枝等で塗るだけ。きわめてお気軽。
Cock de Leon and Black with copper rib covered by nylon
Copper Ribは電線の抜き取り(廃物利用)は思ったよりも弱い。そこでオーバーボディとしてナイロン糸2号を巻き止める。これはナイロンの透明感もプラス。さらにリブの間も縞模様っぽい所を期待。なお、Copper Ribとナイロン糸は巻く方向を逆に(Copper Ribがフックアイから見て時計回りならナイロン糸は反時計回り)するとナイロン糸でCopper Ribを押さえ込むので強くなる。
Cock de Leon and Pheasant Tail with copper rib
どこかのフライタイイング本にはPheasant Tailは数本巻き止めてCopper WireでRibを兼ねて補強とあるが、この方法は殆ど無効。何故ならばCopper Wireが弱いから直ぐに切れる。そしてPheasant Tailはもっと弱いのでボロボロになり、ハックルだけになる(これをShort Dressと言う無かれ。(でも結構釣れる(笑)))。
そこでFrank Sawyerの方法を真似た。様々な文献を調べるとPhesant Tailを巻いた後にCopper Ribで補強していないことが判る。で、Frank Sawyerはどうやったのでしょうか?これは文献を調べた人の努力を無にしたくない。ヒントは「シェニール」。
なお、これらのフライに使ったCock de Leonはサドルパックの切り出し。数本毎に巻き止めるとハックルになる。
さて、本日のタックルはF#5のみ。風の影響はたまにシュートの途中に横風が急に吹いてフライが流されることはあったが、思ったより影響が無かったのでDHは持って行っただけだった。
表層から少し沈めたいのでリーダーはインタミ。そしてtippetが6X(0.6号フロロ)。
6Xでこんな大物も取れたってのを公開。
なかなか良い魚。
重いからネット内で撓んでます。ヒットシーンはこれ。
50cmクラスの雄かな。
いずれもネット内で撓んでるからサイズが読みにくい・・・。
かなり重かったし、60あったかも・・・。これはリールファイトを楽しませて貰いました。
帰りは黄砂も上がってこんな感じで視界良好。
今回はフライの愉しさを満喫しています。
・SHでなるべく遠投。
・ノンマーカーのFラインであまり沈ませずにリトリーブでヒット。
・良く釣る(笑)。
・6Xで大物を堪能する。
ルースニングやL.L. Nymphingよりも、ソフトハックルやpupaのリトリーブが好調なのは魚がユスリカを意識しているからで、このパラダイスは6月頃まで続くでしょうね。そして沈黙の夏、ターンオーバーの秋、低水温活性低下の冬。と季節は巡る・・・。
ちなみに今回6Xでの合わせ切れは5回ほど。アタリフライを持って行かれるのが辛い。
拡大写真を確認して貰えば判るように全てフリーノット。これは極小エイトループです。
6Xだと強引なやりとりを避けるので鈎が伸される様な事はなく、魚をいなせば(空気を吸わせる)で十分な強度ですね。今度は7X(0.4号)でチャレンジかな(その前に0.5号かも)。
合わせ切れとジャンプ一閃バラシとかがなければ50尾というライトエリア並みの漁師モードになっていたかも。とはいえ太いTippetでは取れなかっただろうね。
Tippetとleaderの接続は通常サージェントノットを使うのだが、ポリリーダーではLoop to Loopになる。これが接続部がダブルラインになるためか結構強い。
ラインブレイクの殆どがフライだけを持って行くが、これは前回述べたようにテイリング起因のウィンドノットも原因だろう。
それとヒットした後はTippetをなぞるのが肝要。何か変な感じがしたらそこで引っ張ると簡単に切れる。これも悔しい思いを最小限にする儀式になるだろう。
狙い通りのリトリーブ系の釣りで40尾を超えると腕がつかれました。
日が変わる頃に大雨。明け方は止んでいたが太陽が見えない黄砂。
撮影の8:41は全体に黄色くかすんでいます。私は奥の第二桟橋。
湖面のさざ波はまだ小さく、天気予報では南方から西の風なので後ろの堰堤からの吹き下ろしになるとのこと。実際そういう風で殆ど中央桟橋側を向いていました。
さて、今日のレギュラーフライは次のとおり。一応ストリーマにニンフも用意していましたが、必要ありませんでした。
記録に残すため、フライの写真と解説も・・・。
・上段:左からRed Large Pupa 1号、2号。
この半透明なユスリカ蛹は日が差して魚が少し沈むと有効。鈎は管付きチヌ鈎1号と管付きグレ鈎3号(tippet切れのため、撮影は予備。)。
中段:Partridge and Black with copper rib covered by nylon.
これは夕刻に使って大物を堪能。鈎はTMC100 #12。どこかの解説者が「Midgeが・・・#24が・・・シラメ・・・」と述べられていたので、「フライのサイズだけじゃないんだよ。」と確認するために使用。このサイズのせいか終盤は大物が増えました。
下段左: Cock de Leon and Black with copper rib covered by nylon.
non tail Version。
下段右: Cock de Leon and Pheasant Tail with copper rib.
tippet切れのため、撮影は予備。この二つが大活躍です。鈎はOWNER 天野テンカラ2号。
Red Large Pupa
赤スレッドで特製の赤系タスル(tassel)[金属光沢の細帯はアルミ箔だけじゃなく、アルミ蒸着PET+着色品もティンセル(tinsel)という。]を巻き止め、ボディとして「なるべく重ならないように」巻き上げる。スレッドで頭部と後部を作ってボンドSUでコーティング。なお、右の2号はホログラムチックな反射色が若干強いが、モノは同じ。このtasselは赤いPETに薄く蒸着されているので反射色は場所によって微妙に異なる。そしてある程度の厚みがあるので透過光は赤い。これをボンドSUでコートすると強度は増すし、ボディの半透明感も増強できる。ヘッドセメントよりも硬化時間は長いがヘッドセメントを厚塗りしたときと同等の硬化時間なので、特に問題を感じていない。フライはバイスから外して適当なものに刺して(フライが回転しないある程度の腰を持つ発泡体がよい)爪楊枝等で塗るだけ。きわめてお気軽。
Cock de Leon and Black with copper rib covered by nylon
Copper Ribは電線の抜き取り(廃物利用)は思ったよりも弱い。そこでオーバーボディとしてナイロン糸2号を巻き止める。これはナイロンの透明感もプラス。さらにリブの間も縞模様っぽい所を期待。なお、Copper Ribとナイロン糸は巻く方向を逆に(Copper Ribがフックアイから見て時計回りならナイロン糸は反時計回り)するとナイロン糸でCopper Ribを押さえ込むので強くなる。
Cock de Leon and Pheasant Tail with copper rib
どこかのフライタイイング本にはPheasant Tailは数本巻き止めてCopper WireでRibを兼ねて補強とあるが、この方法は殆ど無効。何故ならばCopper Wireが弱いから直ぐに切れる。そしてPheasant Tailはもっと弱いのでボロボロになり、ハックルだけになる(これをShort Dressと言う無かれ。(でも結構釣れる(笑)))。
そこでFrank Sawyerの方法を真似た。様々な文献を調べるとPhesant Tailを巻いた後にCopper Ribで補強していないことが判る。で、Frank Sawyerはどうやったのでしょうか?これは文献を調べた人の努力を無にしたくない。ヒントは「シェニール」。
なお、これらのフライに使ったCock de Leonはサドルパックの切り出し。数本毎に巻き止めるとハックルになる。
さて、本日のタックルはF#5のみ。風の影響はたまにシュートの途中に横風が急に吹いてフライが流されることはあったが、思ったより影響が無かったのでDHは持って行っただけだった。
表層から少し沈めたいのでリーダーはインタミ。そしてtippetが6X(0.6号フロロ)。
6Xでこんな大物も取れたってのを公開。
なかなか良い魚。
重いからネット内で撓んでます。ヒットシーンはこれ。
50cmクラスの雄かな。
いずれもネット内で撓んでるからサイズが読みにくい・・・。
かなり重かったし、60あったかも・・・。これはリールファイトを楽しませて貰いました。
帰りは黄砂も上がってこんな感じで視界良好。
今回はフライの愉しさを満喫しています。
・SHでなるべく遠投。
・ノンマーカーのFラインであまり沈ませずにリトリーブでヒット。
・良く釣る(笑)。
・6Xで大物を堪能する。
ルースニングやL.L. Nymphingよりも、ソフトハックルやpupaのリトリーブが好調なのは魚がユスリカを意識しているからで、このパラダイスは6月頃まで続くでしょうね。そして沈黙の夏、ターンオーバーの秋、低水温活性低下の冬。と季節は巡る・・・。
ちなみに今回6Xでの合わせ切れは5回ほど。アタリフライを持って行かれるのが辛い。
拡大写真を確認して貰えば判るように全てフリーノット。これは極小エイトループです。
6Xだと強引なやりとりを避けるので鈎が伸される様な事はなく、魚をいなせば(空気を吸わせる)で十分な強度ですね。今度は7X(0.4号)でチャレンジかな(その前に0.5号かも)。
合わせ切れとジャンプ一閃バラシとかがなければ50尾というライトエリア並みの漁師モードになっていたかも。とはいえ太いTippetでは取れなかっただろうね。
Tippetとleaderの接続は通常サージェントノットを使うのだが、ポリリーダーではLoop to Loopになる。これが接続部がダブルラインになるためか結構強い。
ラインブレイクの殆どがフライだけを持って行くが、これは前回述べたようにテイリング起因のウィンドノットも原因だろう。
それとヒットした後はTippetをなぞるのが肝要。何か変な感じがしたらそこで引っ張ると簡単に切れる。これも悔しい思いを最小限にする儀式になるだろう。
エラスティックショクバット買ってみましたが、
釣りにいけてません!(泣)
個人的見解は高弾性率カタメンのメリットを相殺していると思います。
最近多用しているポリリーダーはリーダーとティペットの接続で切れることがないので、ノット次第でいかようにもなると思ってます。
スラッグが入らないカタメンSには有効かもしれませんね。
私はこれから約1ヶ月間のなごみが魚の活性
も高くて一番すきです。
いずれ冷静に振り返ると表層アタックやキャスト直後のヒットも多く、比較的質の良い魚にも恵まれ、高活性を存分に堪能できました。
ふりーすとんさんレベルなら【束】達成でしょう。是非楽しんで下さい(って回し者ではありません)。
釣りは何かのスイッチで爆発することがあります。
たまたまそういうタイミングだったのでしょう。
さて、敢えてバラす技術というか業は有ります。
フックの顎を折ると棒ですから当たるだけでこれはつまらないでしょうからバーブの先を折って刺さりにくい針にする、ネムリにして掛かりにくくバレにくくする、アゴを開いて刺さりやすくハズレやすくする等があります。
ハズレやすくすると水中リリースなので楽しいかと思います。
こんなん出ました~
http://www.angle-japan.com/totomobile.htm
そのうちパドルテールとカーリーテールになるんじゃないでしょうか。
ヤフオクで類似品を一本200円程度で出したら小遣い稼ぎになりますかね(笑)。
これフライの美意識がどこにもありませんな。
なごみもベストシーズン!
を迎えているようですね。事務所前の、
釣人の桜・・・
もきっと満開のことかと思いつつ、小生の方は一足先になごみを堪能し尽くしていますので、今しばらくは少し浮気をしてみようかと考えています。しかし、それにしても、50オーバーをずらりと揃えての、
40尾!
っていうのは、やはり並みじゃないです。ならおう殿の日頃の修練を思えば、当然のことかと思いつつも、先ずはビックリ!な小生であったりします。
いつもこういう感じだと通わないでしょうね。
ここはたまにこうなるので追い求めてしまいます。
今年は久しぶりに手を広げようと思いますが、どうなることやら。