毎年「鈴鹿」には岸和田市民が「だんじり」で盛り上がるかのように通っていたが、今年のF1は「富士」開催なので止めた。
何度も書いているが富士が遠いから行くのを止めたのではない。箱根まで奈良から4-5時間だから18時に出たらその日のウチに帰ることが出来る。どちらかというと「踏む」友人達と連れ添っていくから、400-500kmの走行なんて「屁」でもない。実際16時に志賀高原を出て21時頃に帰ってたりする「踏む」連中だからね。
2時間ノンストップで平均100+αkm/h巡航だからね。
だが、パークアンドバスライドというシステム採用と言うことで行くことを諦めた。
破綻することが予想されたからだ。さらに駐車場はキャンプ禁止。どこに宿泊するのか。御殿場は泊まれるような所は少ない。箱根の温泉?三島とかその辺?それも面白いが、駐車場がどこになるのか判らないと関東の友人達との合流がほぼ不可能。この辺でかなり行く気がそがれた。それにシステムが破綻したら18時発23時着は不可能だ。
公共交通機関を利用する事は不可能ではなかった。新幹線で小田原、熱海、三島、新富士、静岡で降りてFSWへ行くことができる。三島-京都を路線検索すると18:00~20:40、19:50~21:56・・・20:28~22:59。それ以降は深夜急行「銀河」利用となる。レース終了が15:30。2時間で三島に着いたら良しとなるが・・・。システム破綻で5時間待ちってバス停で20:30になるわな。やめといてよかった。ココを見ても行かなくて良かったと思う。
さて、トヨタとFSWが自画自賛したバスライドシステムを考えてみよう。自転車・徒歩・バイク乗り入れ禁止。
10万人以上が一カ所に集まるグランプリ。バスの定員を50人として乗り場が100箇所あったとすると一回の移動は5,000人。計算上はバスが20回発車(延べ2,000台)すると10万人の客がバスに乗って退出することが出来る。
レース終了時刻は15時半。気の早い連中は最終ラップを見ずにバス停に殺到するとして15時からバスに乗り出すとしよう。
100箇所のバス停から(ってものすごいバスターミナルだ)5分置きに出発したら2時間で24台のバスが吐き出されるので24*100*50=120,000人が退出できる。
だが、5分で50人が乗り切れるか?10分おきってところが精一杯だろう。すると4時間かかるわけだ(笑)。
次にバスの運行を考えてみよう。
バス停から目的地まで往復60分としよう。第1号バス(15時発)が戻ってくるのは1時間後だから、10分おきってことは4時間で24台。ということは1バス停に6台有れば廻る。バス停は100箇所だから600台(笑)。途中で渋滞とかが有ればおしまい。さらに600台のバスの配置が課題だね。なお5分おきに発車する時刻表なら1200台必要って事を忘れずに。
100箇所のバス停から一斉に出発したとしよう。FSWは東と西の二つのゲートがあるのでそれぞれのゲートに50台のバスが並ぶ。トヨタのカンバン方式に則ればきっちりと流れるただろう。だが、予行演習したのか?恐らく上述の机上の論理だけで進めたのだろう。だから破綻した。
どうも路面崩壊が複数箇所で生じて動線混乱したらしいが、危機管理能力無いんだな。
なお、鈴鹿の駐車場渋滞は2-3時間で解消する。なぜか。それはサーキットから四方八方に幹線道路が延びているからだ。10月の終わりが開催の頃、日没の18時半頃まで駐車場で珈琲を飲んで時間と潰したこともある。それでも20時には大阪にいた。
関東からの友人達は最後の10分を捨ててサーキットから駐車場へ脱出。私もつきあってサーキットを脱出したことがあるが、夕刻には帰宅していたし、関東組も21時には帰宅。しかもサーキット横の駐車場に泊まっているから朝はゆっくりと起きてヘリコプターがやってくるのを見ながら豪華な朝食を楽しめた。富士ではこういう楽しみもできない。バスがきっちりと運営される保証がなく、どこかに宿を取ってもバス待ちを考えて早朝から、下手したら朝食抜きで出発。あほらしいわな。
さて、行かない理由とあほらしさとシステム崩壊が予想されていたことを検証したが、CS721の録画を見て驚いた。
・河村隆一の君が代は・・・。声が小さいの?
・国家斉唱途中でエンジンをかけたのはどこのチームやねん。
・・・どうもTOYOTAらしい。
・横断幕とかがTOYOTAばっかりってどういうこと?
ここに面白いサイトがある。
もし、今回の不手際を天候のせいであるとしたら今度は日射病による熱中症で倒れる人が続出するだろうな。
考えてみよう先週の天候は快晴で真夏日だ。3時間も水分無しで炎天下に立ちつくすとどうなるのだろう。しかも蒸し暑い。
やはり来年もFSWには行かない。再来年の鈴鹿に期待しよう。
何度も書いているが富士が遠いから行くのを止めたのではない。箱根まで奈良から4-5時間だから18時に出たらその日のウチに帰ることが出来る。どちらかというと「踏む」友人達と連れ添っていくから、400-500kmの走行なんて「屁」でもない。実際16時に志賀高原を出て21時頃に帰ってたりする「踏む」連中だからね。
2時間ノンストップで平均100+αkm/h巡航だからね。
だが、パークアンドバスライドというシステム採用と言うことで行くことを諦めた。
破綻することが予想されたからだ。さらに駐車場はキャンプ禁止。どこに宿泊するのか。御殿場は泊まれるような所は少ない。箱根の温泉?三島とかその辺?それも面白いが、駐車場がどこになるのか判らないと関東の友人達との合流がほぼ不可能。この辺でかなり行く気がそがれた。それにシステムが破綻したら18時発23時着は不可能だ。
公共交通機関を利用する事は不可能ではなかった。新幹線で小田原、熱海、三島、新富士、静岡で降りてFSWへ行くことができる。三島-京都を路線検索すると18:00~20:40、19:50~21:56・・・20:28~22:59。それ以降は深夜急行「銀河」利用となる。レース終了が15:30。2時間で三島に着いたら良しとなるが・・・。システム破綻で5時間待ちってバス停で20:30になるわな。やめといてよかった。ココを見ても行かなくて良かったと思う。
さて、トヨタとFSWが自画自賛したバスライドシステムを考えてみよう。自転車・徒歩・バイク乗り入れ禁止。
10万人以上が一カ所に集まるグランプリ。バスの定員を50人として乗り場が100箇所あったとすると一回の移動は5,000人。計算上はバスが20回発車(延べ2,000台)すると10万人の客がバスに乗って退出することが出来る。
レース終了時刻は15時半。気の早い連中は最終ラップを見ずにバス停に殺到するとして15時からバスに乗り出すとしよう。
100箇所のバス停から(ってものすごいバスターミナルだ)5分置きに出発したら2時間で24台のバスが吐き出されるので24*100*50=120,000人が退出できる。
だが、5分で50人が乗り切れるか?10分おきってところが精一杯だろう。すると4時間かかるわけだ(笑)。
次にバスの運行を考えてみよう。
バス停から目的地まで往復60分としよう。第1号バス(15時発)が戻ってくるのは1時間後だから、10分おきってことは4時間で24台。ということは1バス停に6台有れば廻る。バス停は100箇所だから600台(笑)。途中で渋滞とかが有ればおしまい。さらに600台のバスの配置が課題だね。なお5分おきに発車する時刻表なら1200台必要って事を忘れずに。
100箇所のバス停から一斉に出発したとしよう。FSWは東と西の二つのゲートがあるのでそれぞれのゲートに50台のバスが並ぶ。トヨタのカンバン方式に則ればきっちりと流れるただろう。だが、予行演習したのか?恐らく上述の机上の論理だけで進めたのだろう。だから破綻した。
どうも路面崩壊が複数箇所で生じて動線混乱したらしいが、危機管理能力無いんだな。
なお、鈴鹿の駐車場渋滞は2-3時間で解消する。なぜか。それはサーキットから四方八方に幹線道路が延びているからだ。10月の終わりが開催の頃、日没の18時半頃まで駐車場で珈琲を飲んで時間と潰したこともある。それでも20時には大阪にいた。
関東からの友人達は最後の10分を捨ててサーキットから駐車場へ脱出。私もつきあってサーキットを脱出したことがあるが、夕刻には帰宅していたし、関東組も21時には帰宅。しかもサーキット横の駐車場に泊まっているから朝はゆっくりと起きてヘリコプターがやってくるのを見ながら豪華な朝食を楽しめた。富士ではこういう楽しみもできない。バスがきっちりと運営される保証がなく、どこかに宿を取ってもバス待ちを考えて早朝から、下手したら朝食抜きで出発。あほらしいわな。
さて、行かない理由とあほらしさとシステム崩壊が予想されていたことを検証したが、CS721の録画を見て驚いた。
・河村隆一の君が代は・・・。声が小さいの?
・国家斉唱途中でエンジンをかけたのはどこのチームやねん。
・・・どうもTOYOTAらしい。
・横断幕とかがTOYOTAばっかりってどういうこと?
ここに面白いサイトがある。
もし、今回の不手際を天候のせいであるとしたら今度は日射病による熱中症で倒れる人が続出するだろうな。
考えてみよう先週の天候は快晴で真夏日だ。3時間も水分無しで炎天下に立ちつくすとどうなるのだろう。しかも蒸し暑い。
やはり来年もFSWには行かない。再来年の鈴鹿に期待しよう。
「日本人はレースを文化として受け入れていない。」
ということに尽きてしまいます。できるだけ効率よく移動することを求めるだけなら「TOYOTAのやり方」で充分なのでしょうが、「少しでも早く、少しでもエレガントに走りたい」という考えを受け入れるならば、これはもはや「歴史の贅肉」である「文化」と飛ぶべきものに他なりません。そして文化とはブルジョアジーであれプロレタリアート(なんて、今やどちらも死語)であれ「それを愛する人々」の存在によってのみ成り立つものです。ところが日本のF1界において不幸なことは、「文化よりもお金」を優先する人達が多数を占めている・・・ということなのでしょう。
御殿場の人々やさらにTOYOTAの人達が「F1という途方もない浪費」を心から愛して止まない人達であったなら、ならおう殿が指摘されるような不幸な事態はもとより存在しなかったはず。現在、欧州の各地で開催されているF1GPの多くや、ゴルフのメジャートーナメントなど、すべてはその地域に生きる人達が「無駄」を承知しつつも「愛して止まない存在」であることは、幾つかの報道を見るだけでもすぐに理解できること。残念ながら今の日本人にはそういった「高尚なメンタリティ」などないことが今回の富士では明らかになったような・・・ろくにレースのことなど知らぬ小生の感想であったりします。
「愛して止まない」お祭り騒ぎ。だから欧州ではF1サーカスとも言われるのでしょう。
日本にも色々なお祭りがあり、現地の人も遠来の人も終了後も余韻に耽けることができます。鈴鹿でのイベントは8耐を含め、そういうお祭りの一つであり、ホスポタリティがしっかりしているからこそ小さなトラブルがあってもそれが思い出であり「また行きたい」と思う人が多いと確信しています。
しかし、今回は全くホスピタリティが為されていません。トヨタのフラッグシップとなるレクサスの「おもてなし」はどこに行ったのか不思議です。
鈴鹿では情報収集力と資金力に比例して快適さが増えます。例えが悪くなりますが貴族から市民、農奴までが楽しめるお祭りの姿だったと思います。今回の富士は一部のトヨタに優遇されたVIP・特権貴族と虐げられた農奴という構図であり、市民を蔑ろにしているとしか思えません。
トヨタは数万円のチケットを買う人は単なる観客としか考えていない。だから国家斉唱時にエンジンをかけたり、応援横断幕を禁止したりするのでしょう。
なお、御殿場や近隣住民はビッグイベント開催の恩恵も被害も受けていないようです。あれだけの人数を長時間山中に足止めしたので交通規制された山道以外は渋滞も普段通りだったとか。
車を好きではない人が作る車もレースが好きではない人が運営するレースも同じですね。