昨日の好調フライ。早速巻いてみました。
・半透明素材。
・テイルがぷるぷる震える。
・適度な弾力。
■天然素材は鈎(#6 2L)とBall Chain Eyeのみで繊維系のトッピング無し。
ってところが半邪道の根拠。
(クリックすると1600*1200に拡大)
できあがって一番始めに感じたのはこれこそ「棒」フライってところ。
ま、フローティングワカサギも素材的には似たものだから、よいかな?と完全邪道じゃないと思いますが・・・。
でも動きとかみてたらソフトルアー(ワーム)に近い・・・。塩ビ+可塑剤じゃないから環境汚染は無いけどね。
・・・ワームの素材は塩化ビニール+可塑剤とWikipediaにも載っている。
塩化ビニールそのものはそれほど害はない(フライラインにも使われているし、電線の被覆材としては難燃性、着色性、適度な柔軟性を考えると塩ビが最適材料である。さらに水道管とかの灰色のパイプは塩ビ)。難燃性はハロゲンとなる塩素をモノマーユニットに持つから。塩素の極性の高さで強烈な水素結合を生じるのでガラス転移温度は高い。また、高極性だから色素を溶解しやすい。ハロゲン化高分子の難燃メカニズムはココを参照してください。
しかし、この電線やフライラインのように「固い」塩化ビニールをゲル状に柔らかくするためには「可塑剤」というものを練り込む必要がある。これは高沸点の溶剤が該当する。そして「Gel状になるのだ」例としてあげよう。
・デンプンに少量の水を入れて練ったら柔らかい「のり」
・煮こごり等のタンパク質を使ったジェリー
・果物と糖分を煮詰めて出来るジャムのペクチン。
・寒天、コンニャク、カラギーナン・・・。
いずれも水分が無くなるとカチカチになります。水が溶剤ではなく膨潤剤として働くわけですね。ま、トロトロになったマニキュアとか接着剤もそういう状態です。
で、接着剤とかマニキュアは沸点が室温程度の溶剤を使うわけで、乾燥させることを念頭に置いていますが、沸点が異常に高い溶剤を使うといつまでも乾きません。これでゲル状の塩化ビニルを作ることが出来るわけです。
いずれにせよなんかよくわからない溶剤の様なモノ(ハロゲン化ベンゼン環やその系統の化合物)は避けたいのが心証。しかも沸点が200℃近いものだと「臭わない」。
ワームの色移りを知っている方も多いと思うがこれは染料が可塑剤を介して拡散するわけですね。ワームオイル・・・可塑剤そのものか可塑剤を混合したミネラル油だったのだろう。・・・アクリル系のタックルボックスがワームでとけるのも或程度当たり前の話です。ポリプロピレンやポリメチルペンテン(Polymethylpentene‐TPX)(結構透明)にすれば溶けませんが・・・。
さて、Fly High Fisher2008/03/05の■日記&更新記録&落書き■に下記記載が有りました。これを読んでイカそうめんのような素材を探し始めたわけです。
~~~~~~~引用開始~~~~~~~
ちなみに、フライ業界より圧倒的に品数の多いルアー業界のタックル・ツール類ですが、この釣りに関してはタックルで釣果の差はあまり出ないと思っています。アレが釣れる、コレが最強と星の数ほどあるワーム類ですが、断言しておきましょう。
イカそうめん最強。
ついでに言っておくと、フライじゃ余程魚影が濃くなければ釣れないと思います。釣れないと言うより、この釣りでフライやフライタックルを使うメリットが見当たらん。あと、ワームを刺すのに大型のフック先端に重りが付いた「ジグヘッド」という針を使いますが、買うと1本あたり50円ぐらいはします。
結構ロストするので市販品を買うと出費が馬鹿にならないのですが、我々フライフィッシャーには”タイイング”という最強の技があります。#8ぐらいのフライフックと2Bのガン玉、瞬間接着剤で簡単に自作できますので、暇つぶし&おかず確保に興味のある方は一度挑戦されてはいかがでしょうか。サイズが小さくても結構引くので楽しめますよ。
~~~~~~~引用終わり~~~~~
素材探査してたら友人が『余った部品だから』と幅2mm, 厚み1mmの何か部品のスペーサと思われるシリコンゴムを30cm相当分をくれたわけです。
さて、ジグヘッドと「目玉オヤジ」(フライの雑誌や海フライの本を参照ください)はほぼ同じ。Ball Chain Headにするとかなりフライっぽくなります。
写真を見て頂くとわかるようにみてくれは人口素材の塊で、かなり邪道っぽくなりますが、ソルトウォーターのコルサーミノーとシルエットは似ていると自負しています。
ま、天然繊維、羽毛だけじゃなく色んな素材を使うことを考えるのもFly Fishingの面白いところで、Midgeのボディに伸びるゴムやナイロンモノコード(釣り糸)を使うのも一般的ですしね。
さらに下のBlogにあるように結構好調なので暫くつかうでしょうね。タイイングが簡単ってのもいいところだ(笑)。
・半透明素材。
・テイルがぷるぷる震える。
・適度な弾力。
■天然素材は鈎(#6 2L)とBall Chain Eyeのみで繊維系のトッピング無し。
ってところが半邪道の根拠。
(クリックすると1600*1200に拡大)
できあがって一番始めに感じたのはこれこそ「棒」フライってところ。
ま、フローティングワカサギも素材的には似たものだから、よいかな?と完全邪道じゃないと思いますが・・・。
でも動きとかみてたらソフトルアー(ワーム)に近い・・・。塩ビ+可塑剤じゃないから環境汚染は無いけどね。
・・・ワームの素材は塩化ビニール+可塑剤とWikipediaにも載っている。
塩化ビニールそのものはそれほど害はない(フライラインにも使われているし、電線の被覆材としては難燃性、着色性、適度な柔軟性を考えると塩ビが最適材料である。さらに水道管とかの灰色のパイプは塩ビ)。難燃性はハロゲンとなる塩素をモノマーユニットに持つから。塩素の極性の高さで強烈な水素結合を生じるのでガラス転移温度は高い。また、高極性だから色素を溶解しやすい。ハロゲン化高分子の難燃メカニズムはココを参照してください。
しかし、この電線やフライラインのように「固い」塩化ビニールをゲル状に柔らかくするためには「可塑剤」というものを練り込む必要がある。これは高沸点の溶剤が該当する。そして「Gel状になるのだ」例としてあげよう。
・デンプンに少量の水を入れて練ったら柔らかい「のり」
・煮こごり等のタンパク質を使ったジェリー
・果物と糖分を煮詰めて出来るジャムのペクチン。
・寒天、コンニャク、カラギーナン・・・。
いずれも水分が無くなるとカチカチになります。水が溶剤ではなく膨潤剤として働くわけですね。ま、トロトロになったマニキュアとか接着剤もそういう状態です。
で、接着剤とかマニキュアは沸点が室温程度の溶剤を使うわけで、乾燥させることを念頭に置いていますが、沸点が異常に高い溶剤を使うといつまでも乾きません。これでゲル状の塩化ビニルを作ることが出来るわけです。
いずれにせよなんかよくわからない溶剤の様なモノ(ハロゲン化ベンゼン環やその系統の化合物)は避けたいのが心証。しかも沸点が200℃近いものだと「臭わない」。
ワームの色移りを知っている方も多いと思うがこれは染料が可塑剤を介して拡散するわけですね。ワームオイル・・・可塑剤そのものか可塑剤を混合したミネラル油だったのだろう。・・・アクリル系のタックルボックスがワームでとけるのも或程度当たり前の話です。ポリプロピレンやポリメチルペンテン(Polymethylpentene‐TPX)(結構透明)にすれば溶けませんが・・・。
さて、Fly High Fisher2008/03/05の■日記&更新記録&落書き■に下記記載が有りました。これを読んでイカそうめんのような素材を探し始めたわけです。
~~~~~~~引用開始~~~~~~~
ちなみに、フライ業界より圧倒的に品数の多いルアー業界のタックル・ツール類ですが、この釣りに関してはタックルで釣果の差はあまり出ないと思っています。アレが釣れる、コレが最強と星の数ほどあるワーム類ですが、断言しておきましょう。
イカそうめん最強。
ついでに言っておくと、フライじゃ余程魚影が濃くなければ釣れないと思います。釣れないと言うより、この釣りでフライやフライタックルを使うメリットが見当たらん。あと、ワームを刺すのに大型のフック先端に重りが付いた「ジグヘッド」という針を使いますが、買うと1本あたり50円ぐらいはします。
結構ロストするので市販品を買うと出費が馬鹿にならないのですが、我々フライフィッシャーには”タイイング”という最強の技があります。#8ぐらいのフライフックと2Bのガン玉、瞬間接着剤で簡単に自作できますので、暇つぶし&おかず確保に興味のある方は一度挑戦されてはいかがでしょうか。サイズが小さくても結構引くので楽しめますよ。
~~~~~~~引用終わり~~~~~
素材探査してたら友人が『余った部品だから』と幅2mm, 厚み1mmの何か部品のスペーサと思われるシリコンゴムを30cm相当分をくれたわけです。
さて、ジグヘッドと「目玉オヤジ」(フライの雑誌や海フライの本を参照ください)はほぼ同じ。Ball Chain Headにするとかなりフライっぽくなります。
写真を見て頂くとわかるようにみてくれは人口素材の塊で、かなり邪道っぽくなりますが、ソルトウォーターのコルサーミノーとシルエットは似ていると自負しています。
ま、天然繊維、羽毛だけじゃなく色んな素材を使うことを考えるのもFly Fishingの面白いところで、Midgeのボディに伸びるゴムやナイロンモノコード(釣り糸)を使うのも一般的ですしね。
さらに下のBlogにあるように結構好調なので暫くつかうでしょうね。タイイングが簡単ってのもいいところだ(笑)。
ロックフィッシュにも効きそう。
結構アイデアが湧くのでオークションにでも出そうかと思ったり(笑)しています。
輪ゴムを切っても同じ様になりませんでした。多分スピナベやラバジ用のシリコンゴムが使えると思いますが、2mm幅って無かったような・・・。
次回の京奈滋ミーティングでお渡ししますっていつのことでしょう(笑)。