スーパーマーケットでは期限切れ間近の弁当や総菜などが「半額」ステッカーを貼られる。だが、コンビニではまずそういうモノを貼ることがない。チャレンジング棚があってもよいものだが、期限が来るとそのまま廃棄されている。この廃棄に伴うコストはコンビニオーナーの責任ということだ。
簡単にかつデフォルメして書くとこうなる。
・売価500円の弁当を原価300円で100個仕入れた。仕入れ価格は30,000円。
・売れたのは10個だったので売り上げは5,000円。
・90個を廃棄したので、損益はマイナス25,000円
・さらに売れた10個の売り上げ5,000円にロイヤリティがかかる。
・ロイヤリティが10%なら500円のロイヤリティとなる。
・結果的に赤字が25,500円に増える。
これは極端な例だったが、100個仕入れて売れたのが70個だとすると売上は35,000円。
廃棄30個はまるまる損失なので利益は損益はプラス5,000円。
そして売上35,000円に10%のロイヤリティが3,500円。
損益5,000円にロイヤリティ3,500円でコンビニオーナーの儲けは1,500円。
ここで「売上に対するロイヤリティ」がコンビニオーナーの首を絞めている。
少しでも売上を伸ばしたいし、無駄な廃棄をやめたいと言う考えを持つオーナーなら、消費期限ギリギリで半額セールを始める。
ここでこういうコンビニオーナーに大手コンビニが「フランチャイズ契約を打ち切る」と圧力をかけたということだ。公正取引委員会は「見切り販売を正当な理由なく本部が制限し、売れ残りとして加盟店に廃棄を余儀なくさせること」を、優越的地位の乱用にあたると、業界団体などに改善を促していた。
ここでだ、大手コンビニがそういうやり方を継続するのなら中小コンビニチェインが
・うちは廃棄せずに廉価販売していただいてもかまいません。
・ロイヤリティは総売上から計算致します。
なんて事を打ち出すとまるでオセロゲームのように寝返るんじゃないかな。
さらに、コンビニの売上を大きく下げた要因をもう一つ挙げておこう。
利益率の高いと思われる弁当の売り上げが下がった。その理由は・・・ゴミ。
コンビニで買った弁当をオフィスに持ち込んで喰ったあとはゴミ箱に捨てていたのだが、オフィスのゴミ減量作戦で分別ゴミの要請が高くなり、弁当箱のゴミを持ち帰れとなった。当然弁当の空き箱は臭くなるし、持ち帰りたくないモノ筆頭だ。
そうなるとコンビニで買うものは少し利益率の低いサンドイッチやおにぎりに変わる。これは包装がシンプルだからコソッと捨てることもできるし、持ち帰るのもそれほど苦じゃない。そう弁当500円がおにぎり3個に替わるわけだ。当然売上も利益率も低くなる。そしてコンビニオーナーは儲けが出なくなるので廃業する。
廃業理由がこれだけじゃなく過剰労働にあることも一因だ。バイトを雇ってはいるが、監視していないと・・・。店長等の権限は家族で持っているので休む間もなく家族で交代店番。体をこわします。
24時間営業じゃなく寝る時間を確保するような形態ならまだ良いんだけど、これもフランチャイズから規制されるんだろう。「うちは24時間営業です。できないのなら契約破棄ですね。違約金を払っていただきます」って具合にね。先の安値販売禁止も「うちは全国どこでも同じ価格です」というもんと繋がっているのかもしれません。
いずれにせよ、余り縛らないフランチャイズが出たらそっちに鞍替えしてもおかしくないですね。
簡単にかつデフォルメして書くとこうなる。
・売価500円の弁当を原価300円で100個仕入れた。仕入れ価格は30,000円。
・売れたのは10個だったので売り上げは5,000円。
・90個を廃棄したので、損益はマイナス25,000円
・さらに売れた10個の売り上げ5,000円にロイヤリティがかかる。
・ロイヤリティが10%なら500円のロイヤリティとなる。
・結果的に赤字が25,500円に増える。
これは極端な例だったが、100個仕入れて売れたのが70個だとすると売上は35,000円。
廃棄30個はまるまる損失なので利益は損益はプラス5,000円。
そして売上35,000円に10%のロイヤリティが3,500円。
損益5,000円にロイヤリティ3,500円でコンビニオーナーの儲けは1,500円。
ここで「売上に対するロイヤリティ」がコンビニオーナーの首を絞めている。
少しでも売上を伸ばしたいし、無駄な廃棄をやめたいと言う考えを持つオーナーなら、消費期限ギリギリで半額セールを始める。
ここでこういうコンビニオーナーに大手コンビニが「フランチャイズ契約を打ち切る」と圧力をかけたということだ。公正取引委員会は「見切り販売を正当な理由なく本部が制限し、売れ残りとして加盟店に廃棄を余儀なくさせること」を、優越的地位の乱用にあたると、業界団体などに改善を促していた。
ここでだ、大手コンビニがそういうやり方を継続するのなら中小コンビニチェインが
・うちは廃棄せずに廉価販売していただいてもかまいません。
・ロイヤリティは総売上から計算致します。
なんて事を打ち出すとまるでオセロゲームのように寝返るんじゃないかな。
さらに、コンビニの売上を大きく下げた要因をもう一つ挙げておこう。
利益率の高いと思われる弁当の売り上げが下がった。その理由は・・・ゴミ。
コンビニで買った弁当をオフィスに持ち込んで喰ったあとはゴミ箱に捨てていたのだが、オフィスのゴミ減量作戦で分別ゴミの要請が高くなり、弁当箱のゴミを持ち帰れとなった。当然弁当の空き箱は臭くなるし、持ち帰りたくないモノ筆頭だ。
そうなるとコンビニで買うものは少し利益率の低いサンドイッチやおにぎりに変わる。これは包装がシンプルだからコソッと捨てることもできるし、持ち帰るのもそれほど苦じゃない。そう弁当500円がおにぎり3個に替わるわけだ。当然売上も利益率も低くなる。そしてコンビニオーナーは儲けが出なくなるので廃業する。
廃業理由がこれだけじゃなく過剰労働にあることも一因だ。バイトを雇ってはいるが、監視していないと・・・。店長等の権限は家族で持っているので休む間もなく家族で交代店番。体をこわします。
24時間営業じゃなく寝る時間を確保するような形態ならまだ良いんだけど、これもフランチャイズから規制されるんだろう。「うちは24時間営業です。できないのなら契約破棄ですね。違約金を払っていただきます」って具合にね。先の安値販売禁止も「うちは全国どこでも同じ価格です」というもんと繋がっているのかもしれません。
いずれにせよ、余り縛らないフランチャイズが出たらそっちに鞍替えしてもおかしくないですね。
(ほぼきっぱりそう言い切ります)
店のオーナーは経営、開発、マーケティング、接客でさえすべての分野で全く知識がない場合がほとんど-。
で、少し知識がある人は最初からフランチャイズに仮名しませんから。
あの「値下げ販売」だって、放置しておくとろくなことはしませんよきっと。
ロイヤリティーはいらないから、全部自分で考えてやてみー、いうことにするとほぼすべてのコンビニがつぶれるでしょう。
なかなか難しい問題ですね。消費者サイドからは事態の推移を見ていくしかないと思います。