ならおうは穏やかに語る

Fly Fishingを中心に難しい話からヨタ話まで支離滅裂な雑文。
(09/08/23カウンターを付けました。)

桜が咲いても雪が降るなごみの湖

2012-04-08 11:07:49 | 釣り
一月ぶりになごみの湖に行ってきました。先週は雨(嵐に近い)で却下。
来週はもっと温かいと考えられますが、天気が悪い行く気が萎えますし、今週末は冷え込むが前線の通過による雨はなさそうなので、出かける事としました。

前日は送別会。ちょっと食べ過ぎ、飲み過ぎでお腹の調子はイマイチ。整腸作用を考えて朝飯はヨーグルトのてんこ盛り。
天気予報は最高気温9℃最低気温3℃の予想。これって真冬で服装に悩みましたが、このようにしました。
ヒートテックのタートルネック、
フリースのハイネック、
ポケットの多いシャツ(綿)
フィールドコート(綿、中綿入)

靴下の重ね履き
ヒートテックのパッチ
フリースの部屋着
中綿入り防風パンツ

と、ほぼ真冬の装備。コートはダウン入り等の冬用にすべきでした。

加茂のローソンでおにぎり等を購入して和束に入ると通り雨。この雨に濡れなくてよかったと思いながら7時過ぎに現地到着。先行車両6台と少ない目。
事務所で知り合いと歓談していると変なオッサン登場。面白いからメモっておく。
湘南ナンバーの音の凄いマーチに乗ったオッサン曰く
「この水系で天然アマゴが捕れますか?」
事務所に居た面々の返答
「ここは居ないと聞いているよ。二百年前なら居たかもねぇ。」
オッサンは諦めきれずにまだ聞いてくる。
「沢とかには居ないのでしょうか?」
そりゃ真剣に探せば居るかもしれない。そういう川もある。だが、そういう所はそっとしておいてあげたい。
「居ないと思うよ。この辺の地元の方々が居ないってんだから居ないでしょう。カワムツなら居るけどねぇ。」と笑う。
そのままオッサンは出て行った。
どうも怪しい。アマゴは既に養殖されていて市場価格を考えたら釣って食べる様なものじゃない。天然ものにこだわる気持ちも判るが、食べるのなら海の魚の方が圧倒的にうまい。天然ものナンて単に珍らしいだけ。ブラインドテストで養殖物と天然魚を食べ比べたら、脂ののった養殖物の方が美味に感じるだろう。実際、タイやハマチはそうだ。さらに本流ではない餌の少ない支流・沢のアマゴだ。どう考えても矮小化しているだろう。そんなアマゴを食う為に追い求める必要は無い。そっとしておいてあげたい。

十数分後、地元の森林組合の方が登場し、「変な奴が水源地の道路で勝手にチェイン(通行止めにしている)上げて入っていこうとしているから怒鳴ったった」と。オッサン人の話を聞いとけよ・・・。

ここは淀川水系だ。かつて淀川がサツキマスの水揚げ日本一だったくらいで、今でもたまにサツキマスが淀川で確認されるそうだ。
(このブログも参考に。)

淀川水系は本流が琵琶湖水系。ここに溯上すると琵琶湖でビワマスと競合しそうだ。
ビワマスは琵琶湖へのランドロック後、海水耐性を失ったので淀川から大阪湾へ下らない様だが、そうでないアマゴ(サツキマス)とどう区別したんだろう。

サツキマス
溯上:4~6月頃
産卵:10~12月頃、源流近く
パーマーク:残る(消失しない)

ビワマス
溯上:無いというかそのまま産卵へ。
産卵:10月中旬 - 11月下旬、源流近く
パーマーク:20cm以上で消失

というか、混じって当然かもね。ま、サツキマスが溯上しまくっている頃なら、和束川にもアマゴはたくさん居ただろう。

さて、本日は11回か10回に一度のサービス券の日。ゆっくりと中央桟橋に入るが寒い。気温3℃。水は透明度が2m弱。表層水温7℃。

先月と同じ仕様で臨む。
Intermediate + Sinking Leader (poly leader Fast) 8ft and Tippet 6.5X 4ft
Fly: Larva(pupa) with Stripped Peacock Eye
Count down: Under 15
Retrieve: Fast with short pitch
先月のこのやり方は有効でした。人が強風と寒さに負けるか否かが大きな違いです。
雪が舞いました。画面の白い点々がそれです。


鞄の上の点々も雪です。溶けません。

面白いのは雪が振ると暗くなるためか、魚は表層に出てきます。ドライでも出る事があるようで・・・。
タナが急に浅くなった様なのでフローティングラインに変更。ドライやらソフトハックルで試しますが、どうもイマイチ。
お隣さんはルースニングでヒトヒロ入れ食い。やはりここは原点に戻って・・・でも出ないし、ノリが悪い。お隣さんに聞くとフライはLarge Red Pupaでした。それを聞いて試すと確かに!!。で暫くすると田中マネ登場。ここはこういう感じで。


前回と違って釣れる頻度は低かったですが、思った通りの釣りでヒレピンを20尾程楽しめました。いつもと違って6時前に事務所へ戻りました。
戻る前は気温4℃、表水温6℃。こりゃ活性も段々下がりますな。

事務所ではルアー屋さんたちと歓談。PEの感度について述べられていました。最近のPEは0.3号/Lb, 0.2号/6Lbとか。ナイロンで6Lbって1.5号相当です。二昔前なら2号です(笑)。
フライの場合この感度は多分、エアアフロのラインで得ていると思います。でもリーダーやティペットかましたら鈍くなるでしょうね。
さらに魚が吸い込む様に食らいつく事を考えると、リーダーやティペットの感度が上がって「硬く」なるとあかん様な気もします。

あと、ルースニングで0.7gのスプーンを沖合に吊るすとアタリが頻繁に出るが合わせられんとか、シンキングラインで小型ミノーを引いたらどうなんだろうという疑念も(笑)。
この辺はワイワイガヤガヤと楽しんでみると面白いかも(竜巻きは既に・・・)。

帰宅後、食事を食べたら一気に疲れが出て、寝込んだらそのまま朝でした。




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