ならおうは穏やかに語る

Fly Fishingを中心に難しい話からヨタ話まで支離滅裂な雑文。
(09/08/23カウンターを付けました。)

冷夏の八月最初の土曜日はなごみの湖(雷はマスの活性を上げるか?)

2009-08-02 23:09:23 | 釣り
エルニーニョで冷夏っぽいし、8月最初の土曜日はなごみの湖に行ってきました。
天気予報は雷雨。ただし前線の通過ではなく上空の寒気の影響でどこに集中するかわからない状況。雨が降ったのは13時頃。アメダスによると13時の降雨量は
奈良:13.0mm
鷲峰山:18.5mm
奈良市:15.0mm
和束も実際結構な降雨量でしたし、さらに雷も鳴り響いてました(奈良は停電したそうだ)。というわけで、この時間帯は避難してました。

晴れじゃないから朝駆けの必要はないと判断して8時過ぎに中央桟橋に入る。水は若干の濁りで雨は降りそうに無い。風が吹くと心地よいが、釣れそうで釣れない時間が流れる。
魚は適度にライズしているが、これは浮上中のユスリカを追い食いしていると思っている。
・喰った後は一気に深層に潜る
・ユスリカのハッチは殆ど見えないが、水面は何かが飛んでいる・・・ミッジだろう。
・水面は何かがポコっっと出て視界から消える。泡じゃないと思う。
ただ、このポコの全てが喰われる訳じゃない。喰われているのがポコっとしたもんとは限定できないが、ミッジを喰っている(サイズは色々あるだろうが)と想像して釣りを始める。

これが今回メインに使用したフライ。

左端のTMC102Y #17に巻いたウェットフライが雨天後に救いとなりました。詳細は後述。

まずはフローティングラインにシンキングのポリリーダーで中層を探る。
フライは天野テンカラ2号に巻いたライジングピューパとアブダメンがピーコックハールのもので反応無し。
右端の管付きチヌ鈎も効果がないし、イサキ金7号もだめ。管付グレシリーズもGamakatsu B10Sにピーコックハール品もだめ。

棚を探るため、Fly Lineとpoly leaderの組み合わせを下記の5通り、
Floating Line + poly leader(Floating, Intermediate, Sinking(typeIII))
Intermediate Line + poly leader(Sinking(typeIII))
さらにカウントダウンも10-100まで組み合わせてみたが、アタリさえない。

イサキ7号はヒラウチなのでキラメキが効くか?と思ったが、だめみたい。

さて、釣れないまま昼前に昼食(ウィダーインゼリー)を摂って暫くすると
豪雨
さらに頭上に雷。光ってから音まで5秒なので1.5-2.0km圏内。しばらく待機。

雨がやむと上流堰堤の放水量は増えている。これはひどい濁りが押し寄せてくるだろう。
中央桟橋までのタイムラグがある。通常のミッジピューパ系じゃなくTMC102Y #17に巻いたウェットフライもどきにした。パートリッジのハックルにコックデレオンのテイル。ウィングはレモンウッドダック。ボディはスレッドにリビング。スレッドは6/0のブラウンとオリーブを縒ったモノ。
構造のインスピレーションはBlack Buzzer Wetから得、ボディは単色スレッドじゃなく混色にすれば、よりナチュラルになるだろうという思いこみで決定。

午前中は比較的ゆっくりとリトリーブしてきたから、物は試しと第一投目に速いリトリーブを実施。これが成功で5発/半時間。
魚は鰭は復活していても粘膜は結構痛んでいて痛々しいので写真は割愛。
データは13:36, 13:41, 13:48, 13:55, 14:12。とまずまずの連発。
数日前からの雨で濁りがあるから、ゆっくりとした動きのフライに反応しなかったと考えるのか、雷雨で活性が上がったのかは不明ですが、今回はピューパの速い動きを考えるとまずくなかったのでしょう。

そしてこのフライを無くしたくない事と、思ったよりも濁りが漂ってきた(カフェオレ色)ので、もう一度グレ鈎のミッジに変更。ラインはフローティングからインタミへ。ポリリーダーはシンキング。写真にある様に黒のスレッドにワイヤでリビングしただけのシンプルなミッジ。このフライは少々のことでフックが伸びない。さらに濁りがあるからティペットを細くする必要は無いので4Xに設定。濁りが弱い所を狙って投げる。アタリの頻度は落ちるモノの、速いリトリーブで3発。17時を回ると中央桟橋はもう真っ茶色なので残り1時間を第一桟橋へ移動。

左岸よりにフライの方が一人。中央から右岸よりはルアーの方が3名。これが良い感じで連発されています(笑)。濁りスイッチが入るとルアーは強い。さらに棚がCD15(と後で伺った)を見いだされたそうです。
フライの方はルースニング。足下のシンキングセットにマラブー系らしきストリーマが付いていました。まずは右となりに入ってキャスト。CD5程度でピッピッピッピッピッと引いて第一投目でヒット。濁りが薄いほどフライには好都合。
動きのあるフライで釣れるのは高水温で魚はそれほど食い気がある訳じゃなく、目の前を逃げようと通過するモノを衝動的に喰ってるだけと思いますね。
で、その後に違う魚をヒットしてばらすとフライの方もシンキングに変更。でも残念ながら暫くしたらルースニングに戻されました。
ま、インタミ+ポリリーダーにミッジピューパという組み合わせは少ないだろうから分かり難いかも。
そして最後の最後に一本(上がり鱒)を釣って終了。

フライとフックの説明は次のとおりです。
最左上:名無しのウェットフライ
最左下:TMC 102Y #17
中左上:天野テンカラ2号に巻いたライジングピューパ。
中左下:同ピューパ。ピーコックハール系。ソラックス部が少し傷んでる。
中右上:管付きグレ鈎に巻いたライジングピューパもどき(黒)
中右中:同フライの光り物系。リブ材はちょっと凝ってる。
中右下:がまかつB110Sと記しているがB10Sの誤り。ソラックスのピーコックハールは上側カット。
最右上:管付きチヌ鈎にスレッド黒+金糸。百均コスメ品でドブ漬け。
最右中:この素材は入手不可。
最右下:イサキ#7。キラメキが凄いんですが・・・。





最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Regal Close)
2009-08-03 06:45:20
なごみの湖は水深があるのでいろいろな釣り方を楽しめるようでいいですね。

すごくスリムなBuzzerたちです。Thoraxのところは太くしなくちゃいけないのかと思ってました。Syonで釣れそうなので巻いてみます。
返信する
バザー (ならおう)
2009-08-03 19:45:36
ソラックスがシャギーだと沈下速度が低下します。ここにピーコックハールで気泡を抱かせるのも悪くないですし、CDCウィングでフローティングミッジピューパにすることも効果的です。

カラバリというフライのドレッシングを否定する釣り方もありますが、細身のフライはバレにくいようです。
返信する
なごみ (きゃま)
2009-08-03 22:44:00
こんばんは。
土曜日は夏にしては比較的過ごしやすい1日でしたね。
私は1日第1桟橋でルアーで釣ってました(糸ひっかけてすみませんでした ^_^;)。
それにしても濁りがあんなにルアーにとって強力だとは思いませんでした。
次回も濁り狙いで行きたいところですが、週末前に、うまく大雨降ってくれるかなぁ。。。
もう梅雨明けですから無理かもしれませんね。
返信する
こちらこそご迷惑を (ならおう)
2009-08-03 23:35:07
フライは後ろにぶん投げるのでなるべく邪魔にならない様に気をつけていましたが、こちらこそすみませんでした。

濁りはアピール力の強さでルアーが圧倒的に強くなります。漂うフライは魚に気づいてもらえません。

ぐるぐる回るルアーは釣れるのですか?
ルアーはトラウト用にかなり開発されていますね。私がルアーで楽しんでたころはせいぜいスピナーでした。なごみなら5gのスピナベや、14gのスピンテイルジグ、7gのメタルジグで良い思いをしたこともあります。

梅雨明けから秋口まで厳しい時期が続きますが、台風などの大雨直後がルアーのねらい目です。台風直撃時は避けてくださいね(笑)。
返信する
Unknown (ふりーすとん)
2009-08-04 22:13:01
止水の管理釣り場だと、水温が上がる夏場は休業するところも多いですが、この時期も続けられるのは気温の低さと水深のおかげでしょうか。
返信する
かなり無理していると思われます。 (ならおう)
2009-08-04 23:08:53
なごみの水深は効いていると思います。周囲の湧き水も効果的なんでしょう。今年は雨が多いので湧き水も多いと思います。よって底を狙えば良い魚が遊んでくれそうです。。

実際猛暑の年は釣りじゃなくキャスレのみでした(笑)。魚は最上流に溜まってたとのことです。思い起こすと完全貸し切りになったこともあります。この天候は魚よりも人に厳しいですね。

本湖は休業してライトエリアだけの営業でもよいのでしょうけど、釣り人が参って自動的に休業に近づいているようです。

開けても閉めても管理費が同じなので開けておくという方針だと思います。

返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。