3Dプリンター続編

アメリカでは3D印刷技術（積層製造技術）をかなり真剣に考えているようだ。日経新聞にも紹介されていた。
まだまだ材料的に問題がある事を以前に記した。

だが、ここでマイケル・クライトンの「マイクロワールド」を思い起こした。

ネタバレになるので、小説の詳細は書かないが、3Dプリンター技術は昆虫サイズの機械加工に繋がる技術と考えている。
時計用旋盤などで簡単に検索すると加工精度は穴系0.1mmというのがほぼ限界だろう。パイプだけならモスキート「蚊」の針なみに細いモノ(0.085mm)が出来るが、弁やら駆動部を作る事は難しい。

マイクロマシン技術に半導体の製法を駆使しようとしている。超小型ギア、ポンプ等を構成しているが、昆虫サイズで十分な駆動力を得られなかった様な気がする。その辺の加工にこの3Dプリンター技術は使えるだろう。

個人的にこのような昆虫サイズのマシンとして欲しいのはスズメバチ型レーダーマシン。住宅街で徐行している時にクルマの先端より1m程前を飛ぶ斥候だ。
見通しの悪い交差点での出会い頭の事故を防ぐ技術になると思う。