ならおうは穏やかに語る

Fly Fishingを中心に難しい話からヨタ話まで支離滅裂な雑文。
(09/08/23カウンターを付けました。)

レクサス・・・

2006-01-08 13:18:34 | クルマ
Wikipediaによる解説は米国での成功理由を次に絞っている。
・押し出しの少ないデザイン
・高品質
・高信頼性
特に品質と信頼性でブランドを構築したとあるが、今までのトヨタ車にレクサスという名前を与えたに過ぎないと感じている。

かつてセルシオはセルシオ品質を謳っていたが、それは全トヨタ車に共通ではないのだろうか。レクサス品質というものがあるのだろうか。

そういう高品質を裏付けるデータは何なんだろう。

工業製品は或程度のバラツキが存在する。車では各部品の加工・寸法精度で表される。(ネジの締め付けトルクなどもあるが)それらは公差を最小限にすることでバラツキを最小限にする事が出来る。つまり選別するのだ。そして選別する作業賃が発生する。よって部品単価は上昇する。

レクサスはそういう部品で構成され、組み立て工程も寸法精度を高めているのか?
単にディーラーのおもてなし費用が車にオンされているのなら消費者を舐めている。

車は所詮機械だ。だが使い心地の良いデザイン、機構などは存在する。装飾に飾られた技術品ではなく実用品だから手が触れるところを大事にすべきであろう。

レクサスというブランドはそういう所を押さえているのか?

一方メルセデスベンツ、BMW、これらのブランドは乗り心地、操縦したときの悦び、そしてかつてモータースポーツを席巻した歴史がブランドのモトとなっている。
ジャガーもそうだ。E-typeのイメージが残っている。

だが、トヨタにあるイメージは安くて壊れにくい車だ。
品質が高いから壊れないのであって、それをレクサスブランドのモトにするのは何か変である。

レクサスブランドは記号論的なブランドの向上(レカロシート、ビルシュタインダンパー、DOHC、ターボ、V12、モモのステアリング・・・・・)では無いだけにきちんとした説明が欲しい。

アリストやアルテッツアをレクサスと名称を変えて、ディーラーのおもてなしがよいだけで値上げしたのであれば、それは詐欺商法の一歩手前と思う。

ホンダがインテグラのタイプRでは徹底した「バランス取り」や高価なチタンパーツを使って高回転高出力エンジンを投入した。これはホンダ式のプレミアムだが、普通の人にはその良さは理解できないだろう。
滑らかに高回転まで吹け上がるエンジン、その良さは機械好きにしか理解できないだろう。
だがレクサスは丁重なおもてなし。そして目に付くところ(機械とは関係ないだろう所)が高品質。
機械として考えると、過剰包装にしか思えない・・・。

それがプレミアムデザインと言ってしまえばそれまで。




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