これは私の個人的思考なので、反論はあるだろう。だけどコーティングだけで片付けられるものではないと思っている。
結論は「私は買わない」だ。以下その理由をくどくどと述べる。
25年間研がずに使える包丁がある。
数値的に間違いではないが、ナイフを色々なことに使ってみるとこれはありえないと思う。以下にそれを述べる。
まず、俎板を使うことによる刃先の劣化。
俎板はプラスチックだから、セラミックよりも柔らかい。だからセラミックがプラスチックに食い込んでも欠けることはない。というシナリオが破綻していることは、ガラスを木材に刺して折ることができるという事実で説明できる。
なお、工具のチップとナイフの違いも述べておこう。
工具=バイトのチップはナイフの様に対象に対して鉛直に刃先を切り込む、つまり断ち切るという使い方をしない。
工具はチップが対象を削っていく切削加工のみである。刃先はナイフのように薄くない。それゆえ加工時の応力で欠けることはなく、先端の磨耗のみである。
これをナイフによる加工(切断)に適用すると、切断対象がトマトや肉であること、切断による劣化は先端の磨耗のみである。という二つの仮定の元では、ステンレス鋼や、炭素鋼よりもセラミックコーティングの方が確実に耐久性がある。
しかし上述の通り、我々は俎板に刃先を打ち込んでいる。限界まで研がれた刃先は俎板と衝突すると曲がるし、折れる。
というのが私の立場だ。それでもセラミックは欠けないのであればそれに越したことはありません。
しかし、刃は研ぐものです。研いで研いで研いで使う方がいいと思います。
結論は「私は買わない」だ。以下その理由をくどくどと述べる。
25年間研がずに使える包丁がある。
数値的に間違いではないが、ナイフを色々なことに使ってみるとこれはありえないと思う。以下にそれを述べる。
まず、俎板を使うことによる刃先の劣化。
ネギを刻む時、刃先は常に俎板に衝突する。
我々の制御能力は刃先が俎板に当たる程度で引っ込めるなんかできない。むしろ刃先を俎板に叩きつけているようなものだ。この時、仮に200gの荷重で切っていたとしても、刃先にかかる荷重は数トン(またはそれ以上)になるだろう。
その力は「脆い」セラミックを欠けさせることは容易だ。同じく金属も欠けるが、金属は研ぐことで再生できる。セラミックはそれができない。
我々の制御能力は刃先が俎板に当たる程度で引っ込めるなんかできない。むしろ刃先を俎板に叩きつけているようなものだ。この時、仮に200gの荷重で切っていたとしても、刃先にかかる荷重は数トン(またはそれ以上)になるだろう。
その力は「脆い」セラミックを欠けさせることは容易だ。同じく金属も欠けるが、金属は研ぐことで再生できる。セラミックはそれができない。
俎板はプラスチックだから、セラミックよりも柔らかい。だからセラミックがプラスチックに食い込んでも欠けることはない。というシナリオが破綻していることは、ガラスを木材に刺して折ることができるという事実で説明できる。
なお、工具のチップとナイフの違いも述べておこう。
工具=バイトのチップはナイフの様に対象に対して鉛直に刃先を切り込む、つまり断ち切るという使い方をしない。
工具はチップが対象を削っていく切削加工のみである。刃先はナイフのように薄くない。それゆえ加工時の応力で欠けることはなく、先端の磨耗のみである。
これをナイフによる加工(切断)に適用すると、切断対象がトマトや肉であること、切断による劣化は先端の磨耗のみである。という二つの仮定の元では、ステンレス鋼や、炭素鋼よりもセラミックコーティングの方が確実に耐久性がある。
しかし上述の通り、我々は俎板に刃先を打ち込んでいる。限界まで研がれた刃先は俎板と衝突すると曲がるし、折れる。
というのが私の立場だ。それでもセラミックは欠けないのであればそれに越したことはありません。
しかし、刃は研ぐものです。研いで研いで研いで使う方がいいと思います。