週刊 新大土壌研

新潟大学農学部農学科 土壌学研究室の活動日記です 『週刊』を名乗っていますが、不定期に更新していきます

土壌の性質が異なることによる植物への移行係数

2011-05-17 | MN(野中)

 この文献は土壌の肥沃性(陽イオン交換容量・有機物含量)が低い土壌はセシウムの植物への移行が大きいことを示しています。

 今後、広い範囲で汚染が広がった場合、少量のこったセシウム137が作物へ移行することを軽減するためには有機物や粘土資材でCECと高める事が有効です。

 また、私は畑作の場合、混作(目的とする作物以外の作物の混作)とカバークロップを進めています。稲作では水口にビオトープ設置がよいと思います。


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1 コメント

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混作について (yasu)
2011-05-26 19:31:04
はじめまして。福島県の会津地方で自給的生活を目指している者です。今回の記事もとても参考になりました。混作についてですが、カリウムを吸収しやすいものとの組み合わせがやはり有効でしょうか(そちらは食べないことにして)?効果が期待される組み合わせ例などがありましたら教えていただきたいのですが。よろしくお願いいたします。
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