今年もあとわずかですね。
年末までに私たちの投稿論文が2つ公開されましたので、報告します。
一報目は、トルコアンカラ大学のCan先生、農業環境技術研究所の高木先生らとの共著で、トルコ共和国のアダナにおいて採取した土壌中の残留農薬レベルを調査した結果の報告です。
Muhittin Onur Akça, Shihoko Hisatomi, Manami Takemura, Naoki Harada, Masanori Nonaka, Futa Sakakibara, Kazuhiro Takagi, Oğuz Can Turgay, "4,4′-DDE and Endosulfan Levels in Agricultural Soils of the Çukurova Region, Mediterranean Turkey", Bulletin of Environmental Contamination and Toxicology
http://link.springer.com/article/10.1007/s00128-015-1714-2
オンライン公開になったばかりです。
もうひとつは土壌研の中心的研究課題のひとつである、放射性物質による農地の汚染問題に関連し、桑の放射能濃度レベルを調べたものです。
原田直樹・本島彩香・五十嵐和輝・野中昌法, "東京電力福島第一原子力発電所事故後のクワ(Morus alba)におけるセシウム-137の部位別濃度とカリ液肥の樹体散布の影響", Radioisotopes, 64(19), 613-619
https://www.jstage.jst.go.jp/article/radioisotopes/64/10/64_613/_pdf
年明けにさらにもう一報公開される予定です。
では来年も良いお年を。