ここ数年にわたって、国家試験である運行管理者試験の対策講座を大手物流企業からご依頼いただいて担当しています。塾の授業と重ならない時間帯にリモートで授業を行っています。
私は物流企業での就労経験はありませんし、トラックを運転した経験もほんの1,2回あるかどうか程度です。一方で、中学や高校の入試問題を分析して生徒たちに解説したり、出題されやすいポイントを絞ったりする作業は毎年行っています。そのノウハウを活かして、物流企業の事務職の方たちがこの資格を取れるように指導してほしい、とご依頼いただいたのがきっかけです。
経験がないため、文字通り「0」からのスタートでした。先入観や経験則が無い、まっさらな状態から私自身が勉強できたのは、久しぶりの貴重な経験でした。
全国の合格率が30%前後の試験ですが、私の講座を受講していただいた方たちは80%以上合格しています。この企業では担当される方たちがほとんど合格してしまったため、「次回の試験対策講座は1回飛ばして、その次からまたあらためてお願いします。」と秋口に言われました。私としてはこの講座も生きがいの一つでしたから、少々残念に思いつつ「皆さんが合格したことによるお休みだから、喜ぶべきこと。」と納得していました。
ところが先日、「新人が数名入ってきたので、また次回の対策講座も実施してほしい。」と依頼してもらいました。年に2回実施されるこの試験に向けて、使用しているテキストはその都度更新されています。ですから私も毎回最新版を購入し、内容の確認と掲載ページのチェックをその都度行う必要があり、手間と時間が結構かかっています。それでもやって欲しいと依頼され、受講生の方たちにも喜んでもらえていることは、とても嬉しいことです。
塾の方も冬期講習の準備を始めています。忙しいシーズンですが、体調管理をしっかりと行い、どちらもしっかりと行っていきたいと考えています。