このところ忙しい日々が続いています。やるべきことが次々と増え、なかなか追いつきません。そうなってくると何から手をつけて行くべきか迷いが生まれますし、気持ちが乗って来なくなりがちです。これはほとんどの人が経験したことがあるのではないでしょうか。
そんな時の私の唯一の解消法は、小さなことでも良いのでとにかく始めることです。小さなことでも一つのことが終われば少しスッキリします。次に何をやろうかと思うきっかけにもなります。そして次のことをこなすとまたすっきりした気持ちになることができ、次への意欲をもたらせてくれます。逆に小さなことでも気持ちが乗らないからとそのままにしておくと、それがまた自分の気持ちが乗らない原因となってしまいます。
これは私達大人だけでなく、受験生にも大いに言えることです。一日一日、受験が近づいてきますし、学校の先生や保護者、塾などに通っていればそこでも頑張るように言われます。受験生本人もやらなきゃの気持ちがあるものの、他のことに時間を使ってしまったり、気持ちが乗らないからと何も始めないでいると、ますます気持ちが乗らなくなるものです。
ですから私は受験生たちには「気持ちが乗らないときは、誰でもある。何もやらなかったことを自分で責め、ますますやる気が無くなってしまうこともよくある。そんなときには、漢字練習でも単語練習でも基礎計算でもなんでもいいから、とにかく始めること。そんな時には難しいことは後回しにして、簡単なことでもやり続けることが大切だよ。」と話しています。
受験生も私たち大人も、手が進まない時には、簡単なことでも良いから逃げずに何かを始めること、これが大切だと思います。と、私も自分自身に言い聞かせています。