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生徒とのやり取りの中で感じたことを中心に、日頃から感じていることや変わった出来事などを発信しています。

学力テスト

2022-12-16 17:33:38 | 日記
今日は中学1年生を対象として学力テストを実施します。学校の定期試験と学力テストでは、その趣旨と対応が大きく異なります。

□学校の定期試験…試験範囲が決められていて、授業内容の理解と定着のための反復をどれだけ行えるかが得点のポイントになります。教科書、ワークやプリントなどの細かい内容まで問われます。授業の理解度と共に、学校内での大まかな順位がわかります。1カ月~数カ月の短期間に学校の授業で学習した内容を、1,2週間程度の試験対策で復習しますから、短期記憶で対応できます。

□学力テスト…都内の多くの学習塾に通う生徒を対象として行われます。試験範囲はこれまでに学習した内容全般ですから、入試の筆記試験でどれだけ得点できるかをはかることができます。試験範囲が大きいので、短期間で対策することは難しいですし短期記憶では対応できません。例えば学校の試験前だけ勉強し試験が終わったら全く勉強しない生徒の場合、反復の量が足りず相当な量を忘れてしまうため、学力テストでは得点が取れないのです。
さらに、学力テストでは偏差値が出るため、自分の客観的な学力と志望校合格の可能性を知ることができます。志望校を書くことが入試への関心を高めるきっかけにもなるのです。

このように見かけは似ていてもその内容に大きな違いがあります。どちらが大切か、と問われれば両方それぞれ狙いが異なりますから、両方とも大切ですと私は答えています。生徒たちがどの程度の得点を取って来るのか毎回楽しみです。同時に試験後のフォローも含めて、私達もテストをされている認識を持って取り組んでいます。