中間試験の結果が返却されて来ています。結果を一人一人聞くのですが、少し恥ずかしそうに、でも嬉しそうに点数を報告してくれた生徒がいました。昨年はコロナの影響による休校措置で勉強への意欲が上がらず、またオンラインでの授業では集中力が保てず、私たちが期待したのとは程遠い結果が続いていました。オンラインでの受講をやめ、対面に切り替えてから理解度と集中力が上がり、徐々に結果が伴ってくるようになりました。そして先日の試験でようやくその成果が出てきたのです。「頑張り始めて1年。長かったけれど続けてきてよかったね。」と声をかけると「はい!」と嬉しそうに答えてくれました。
勉強において、努力がすぐ結果に結びつくことはまれで、どうしても時間差が生じます。半年から一年くらいの期間をかけることで学習の習慣づけ、弱点部分の補強、様々な視点からとらえて粘り強く考える力、初見の問題やぱっと見で難しそうな問題でも取り組む力、社会的な知識、基礎的な知識などなど様々な要素を身につけて学力が伸びていくのです。
先日、中3の生徒と話をしていたところ、「創研塾の国語の授業で、先生が雑談のように話してくれる内容が、世界情勢や文化、歴史的なことなど幅広い分野にわたっていて、面白い。」と感想を話してくれました。その彼も先日の中間試験では中1から通して自己最高点を取れた、と嬉しそうに報告してくれました。普通は中1の最初の試験が最も点数が取りやすいはずですが、その点を指摘すると「いや、中1の時はサボっていたので…。」と頭を掻きながら話していました。彼もまた学校が終わり次第塾に来て勉強していく習慣がつきつつあります。
創研塾では目の前のテストでただ点数を取るだけの指導はしていません。それでは本当の力はつきませんし、持続していかないからです。時には愚直なまでに基礎内容の反復をしたり、ヒント無しで10分でも同じ問題に取り組むトレーニングをしたり、パズル的な問題に取り組んだりと様々な工夫を凝らしています。
月末の日曜日には中3生たちが模擬試験を受けてきます。今度はどのような結果になっているか、楽しみです。