深く潜れ(Dive Deep)! キネシオロジー&クラニオセイクラル・ワーク(クラニオ)の蒼穹堂治療室

「ココロとカラダ」再生研究所、蒼穹堂治療室が送る、マニアックなまでに深く濃い、極私的治療論とお役立ち(?)情報の数々。

旅の終わり

2011-06-25 00:14:30 | 心身宇宙論

ヒーローズ・ジャーニー(Hero's journey)というものがある。直訳すると「英雄の旅」ということだが、実は人が人として成長していく過程でいくつかのステージを辿っていくことを言う。

さて、ヒーローズ・ジャーニーの中で辿るステージについては、さまざまな人がさまざまな説を発表している。

例えば神田昌典さんが「自分の命を救ってくれた本」として紹介しているCarol Peasonの『Awakening the Heroes Within(内なる英雄たちの目覚め)』では、以下のようにヒーローズ・ジャーニーの12のステージが表わされている。
1.The Innocent(無垢)、2.The Orphan(孤児)、3.The Warrior(戦士)、4.The Caregiver(世話人)、5.The Seeker(探し人)、6.The Destroyer(破壊者)、7.The Lover(恋人)、8.The Creator(創造者)、9.The Ruler(管理者)、10.The Magisian(魔術師)、11.The Sage(賢人)、12.The Fool(愚者)
(これらの名前の付けられた、それぞれのステージが何を意味するかは、『Awakening~』をお読みいただきたい。なお日本語版はありません。

また大沼忠弘先生は『秘伝 カモワン・タロット』(絶版)の中で、タロット・カードの22枚の大アルカナのうち「手品師」から「世界」までの21枚が一連のサイクルを表す、と書いている。そしてタロットでは、そのサイクルを辿るのが番号を持たないカード「愚者」であるという。

では、そうしてヒーローズ・ジャーニーを進んでいった、その終わりには何があるのだろう。ひすいこたろうさんのメルマガに、それについて書いたものがある。以下にそれを引用するので、今回は原由子の『花咲く旅路』のカバーでも聴きながらユルユルと参ろうか。

去年
沖縄へ講演で呼んでいただい際、


那覇空港におりたつと、
空港の待合室に

見慣れた方がいたんです。


なんと、東京在住の
名言セラピーの読者さん、
はっしーがいたんです。


おおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!
はっしーーーーーーーーー!!!!!!
わざわざ東京から僕の沖縄講演に来てくれたの!?
ありがとううううう!!!



僕はうれしくて彼に駆け寄りハグしました。




はっしーーーーーーーーー!!!!!!
ありがとう!!!!!



すると彼はいいにくそうにこう切り出しました。




「いや。今日はビギンのコンサートで沖縄にきてまして……」



このあと流れたお互いの微妙な空気
いまも忘れません(笑)




今日はビギン……

というわけで今日はビギンの話です(笑)




ビギンのメンバーは
みな石垣島出身だそうですが、
学校を卒業すると親たちはこぞって 


「島を出ろ 島を出ろ」


と言うんだそうです。


若い時、彼らは「なんで親たちはそんなことを言うんだろう?」
って思っていた。



「島を出ろ 島を出ろ」



この島に住んでるのになんで?
ずっと疑問だったそう。



……その理由がわかった。




離れて島に帰って来たときに
本当の島の素晴らしさに気付くから

という理由だったのです。



彼らも大人になって、親のいうことが良くわかったのだとか。
 
 
このビギンの話は、
ひすいブレーンのひとり、あやかちゃんがテレビで見たと教えてくれたのですが、
彼女もまさに同じように思ったのだとか。


というのは、
彼女はアメリカの方と結婚されていまハワイ暮らし。
日本を離れてみて
日本がいかに素晴らしいところだったのか気づいたそうです。







冒険もののストーリーって
法則があって、最後は必ず
「帰還」なんですよね。


主人公が
冒険をへて
元の場所に「帰還」してエンデイングとなる。




冒険をへて
元の場所がいかに
素晴らしかったか
わかる。


このカラクリ


すごく美しいと思うんです。
すごくキュートだと思うんです。




もし、あなたが神様だとして
宝物探しゲームをやらせるとして


宝物をどこに隠しますか?


どこに隠します?



神様は大切なものをすべてスタート地点に隠したのです。

これぞ
一番驚きのあるエンデイングで、
一番美しいエンデイングだと思うんです。




僕らは冒険をへて
元の場所がいかに
素晴らしかったか
わかる。




元の場所とは……



普通の毎日!












ありふれたように見える普通の毎日が、いかにギフトに満ち溢れた日であるか

そこに気付けるんです。






いっぱい失敗して
いっぱい泣いて、
いっぱい冒険して


そして辿り着く境地は、


生きてるってことは、どれだけ素晴らしいことなのか!


生きてるってことは、どれだけ素晴らしいことなのか!


そこなんだと思うんです。



僕らはどこに行ってもいい。
行き先はどこでもいい。
だってゴールはスタートにあるんだから。



スタートにゴールが隠れている旅
そんな宇宙のカラクリを思うとき


神様はなんてキュートなヤツなんだって
僕は感動しちゃいます。




ひすいこたろうでした(^^♪

 


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2 コメント

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Unknown (nanahoshi)
2011-07-14 12:40:23
基礎=奥義
だと思います。
返信する
そうですね。 (sokyudo)
2011-07-15 19:45:47
>nanahoshi先生

全くその通りだと思います。
奥義というのはごく一部の人だけが見られる秘密の場所に隠されているのではなく、誰の目にも明らかな形でずっとそこにあるものでしょうね(確かに「秘密の奥義」とかもあるのかもしれませんが、所詮大したモンじゃないでしょう)。
返信する

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