「東光電気工事は2017年5月、福島県飯舘村(いいたてむら)で稼働中のメガソーラーに風力発電設備を新たに併設すると発表した。既存の太陽光発電所の連系枠に対して、再生可能エネルギー電源を追加接続し、発電所全体の設備利用率を高めるという日本初の試みだ。風力発電の連系は2018年12月から行う。風力発電設備を併設するのは「いいたてまでいな太陽光発電所」である。パネル容量は11.8MW(メガワット)、連系出力は10MWのメガソーラーで、2016年3月から発電を開始している。年間の発電量は1100万kWh(キロワット時)を見込んでいる。
新たに追加する風力発電設備は、3.2MWの風車2基、合計6.4MW。太陽光発電側の出力が天候などによって連系枠の10MWを下回る場合に、風力発電を連系する。これによって発電所全体の設備利用率を高める仕組みだ。太陽光発電と風力発電の合計出力が10MWを上回りそうな場合は、風力発電側の出力を抑制制御してバランスをとる。
太陽光発電単独での設備利用率は2016年度実績ベースで14.4%、シミュレーションに基づく風力発電所単独の設備利用率は22%を見込んでいるが、2つを連系させることで全体の利用率を28.6%まで高められると試算している。」 6/8付けスマートジャパンン 自然エネルギー「日本初の“太陽光×風力”連系、設備利用率28.6%に」より
この記事のように1対1の連系も設備利用率を上げる効果があるでしょうが、広域的にn対nの連係をする事でより安定的に全体としても利用率を上げる事ができそうです。スマートグリッドかな?
HIT210(4.2kW)の発電データ
6月24日(土)晴れ
発電量 21.2kWh (AiSEGデータ)
売電量 15.6kWh
自給率 181.2%
設備利用率 21.0%
日照時間 8.4h
日照時間当たり発電 2.52kW
連系以来 2872日(7年315日)