仙丈亭日乘

あやしうこそ物狂ほしけれ

『猿丸幻視行』 井澤元彦

2004-12-31 15:46:44 | 讀書録(ミステリ)
猿丸幻視行

講談社

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書籍名 猿丸幻視行   カテゴリー ベストセラー     
著者名 井澤元彦   発行年(西暦) 1997  
出版者 講談社文庫   値段 500-600円
 
感想 ☆☆☆☆


江戸川亂歩賞受賞作。
久振りに讀み返した。
私が井澤元彦を知つた最初の本。
確か20年近く前、西宮市立圖書館で借りて讀んだのだつたと思ふ。

あれから文庫本を入手して再讀。
今囘は3囘目といふことになる。

主人公は、折口信夫。
猿丸大夫の正體の謎に挑む。
梅原猛先生の「水底の歌」によるところが大きい。
作品の始まりと終はりの結構については、私はあまり好きになれない。
このやうな結構は不要なのではないだらうか?


2004年9月28日讀了


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