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「上御靈神社」は、行つてみると「御靈神社」といふ石碑がたつてゐた。
地圖では「上御靈神社」と表記されてゐるのだが・・・
上御霊神社は創建が桓武天皇。
祀られてゐるのは、早良親王、他戸親王、井上内親王、藤原吉子、橘逸勢、文室宮田麻呂、菅原道真、吉備真備なのでさうだ。
早良親王といへば、謀反の罪を着せられて、非業の死を遂げた人物だつた筈。
合祀されたほかの7人を併せて、八處御靈といふらしい。
まさに怨靈を鎭めるための神社なのだ。
調べてみると、「下御靈神社」といふのもあるらしい。
こちらに祀られてゐるのは、早良親王、伊予親王、藤原吉子、橘逸勢、文室宮田麻呂、菅原道真、藤原広嗣、吉備真備。
どちらも怨靈となる資格充分な人々である。
なお、この「上御靈神社」は應仁の亂の發端となつたところださうだ。
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