![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/f8/3ffaa0fa0eb456dc4e9628e547afb9e3.jpg)
昔、なんでも鑑定団を見ていて、骨董の世界は魑魅魍魎の世界ではなかろうかと思ったことがあります。
この映画は、この世に存在しない、「千利休が秀吉に切腹させられる、その直前に作らせたという青楽茶碗」という贋物を作り、それを2億円で売り抜けるという、詐欺師グループの話。
主人公は、中井貴一扮する古物商と、佐々木蔵之介扮する陶芸家。
この二人が仲間たちと一緒に贋物を作るのだが、佐々木蔵之介が茶碗を焼き上げた時の茶碗の色が凄かった。
粘土に火が通って、まるで透き通ったような薄桃色になる。
陶芸って、火の魔術のようだ。
騙される鑑定士は近藤正臣。
この人はジジイになってから演技に磨きがかかって来たような気がする。
あたりまえだが、『柔道一直線』 の頃とは隔世の感がある。
この映画でもいい味出してました。
これは消さずにとっておこう。
たぶん、また観たくなる、そんな気がします。
この映画「嘘八百」の役どころでは、近藤正臣の役が難しいですね。
二人の詐欺師に騙されても仕方がない人物を演じることが求められます。感じとては、楽しいコメディー風なのでしょうか。
10万円給付に伴いこざかしい詐欺師が出てきそうです。この映画を見て、ターゲットを学んでもらいたいです。
この映画を見ながら、お買い求めの饅頭を味わったことと想像しています。
騙される鑑定士を演じた近藤正臣さん、好演技でした。
彼は円熟してきましたね!