【昔の手帳から】 １２月１日

【１９８１年】（２囘生）

夜、雪

火曜日。

京都、それも岩倉は特に寒かつた。
當時は暖冬ではなかつたので、１１月末頃には初雪が降つた。
この日の雪も初雪だつたのかもしれない。




【１９８３年】（４囘生）

獎學金受領資格確認（～12/10）
タカイに合鍵を渡すこと
ＨにTel。 俺は飼犬ぢやないぞ！！

水曜日。

當時、私は獎學金を貰つてゐた。
その受領資格がどういふ内容だつたか覺えてゐないが、この季節にはその受領資格の確認手續があつたらしい。

タカイは教養部時代の同級生。
彼は心理學專攻で、私も心理學を志さうかと思つた時期もあつて、彼とは仲が良かつた。
枚方の塾で、夏や冬の講習では彼にも手傳つて貰つた。
ここで合鍵とあるのは、たぶん枚方の塾の鍵だと思はれる。

Ｈに電話をした。
どうもイヤなことを云はれたらしい。
もちろん、何を云はれたかは覺えてゐない。
「飼犬ぢやないぞ」などと書いてゐるところを見ると、飼ひ主が云ふやうなことを云はれたのかもしれない。
「お手」とか、「お座り」とか、「待て」、「お預け」とか？