【２００９年公式戰】 8/22 ○ 阪神 ２ｘ－１ 廣島 （京セラＤ）

イライラする接戰をものにしたのはタイガース。

１－１で迎へた９囘裏。
１アウト滿壘で、代打・檜山がセンター前にぎりぎり落ちるヒットを打つて、阪神がサヨナラ勝ち。


９囘裏は見應へがあつた。
新井がヒットで出壘し、葛城が送りバント。
これを横山がセカンドに送球し、フィルダース・チョイスとなり、ノーアウト２壘１壘。
續く、櫻井も送りバント。
見事に決つて、１アウト３壘・２壘。
これで、併殺の確率が激減し、外野フライでもサヨナラといふお膳立てが整つた。
狩野の打順で代打・ブラゼル。
廣島ベンチはブラゼルを敬遠。
おそらく、かうなることを讀んで、阪神ベンチは檜山ではなくブラゼルを代打に送つたのだらう。
１アウト滿壘となり、いよいよ代打・檜山の登場。
あはや三振かと思はれたが、檜山のアピールプレーでファウルとなり、その後、センター前ヒット。
赤松がダイレクト・キャッチしたかどうか際どいプレーだつたが、１バウンド・キャッチで、３壘から新井が生還して、サヨナラ！

１壘ベース上で檜山が、蠅でも追つ拂ふやうな、へんな格好をしてゐたのが不思議だつた。
ヒーロー・インタビューで檜山がその謎を明かしてくれた。
２壘にゐた赤星がダイレクト・キャッチと勘違ひして、１壘に戻らうとしてゐたらしい。
その赤星を２壘に戻すために、手を振つてゐたのだとか。
目の前で見てゐる筈の赤星でさへ勘違ひするほどの際どいプレーだつたといふことだ。


先發の阿部は６イニングを投げて、被安打７の１失點。
被安打７は多過ぎるが、それでも１失點に抑へたのだから、踏ん張つてくれた。
勝ち星がつかなかつたのは殘念だけれど、次も頑張つて欲しい。


勝つたとはいへ、打線がなかなか繋がらない。
１囘は２アウト２壘・１壘で新井が凡退。
２囘は２アウト２壘・１壘で平野が凡退。
３囘は１アウト２壘・１壘で新井が併殺。
その後は７囘までランナーが出ない。
７囘に櫻井がホームランを打つて同點に追付いたが、タイムリーが出ないのはイライラした。

極め付けが８囘。
平野がヒット、代打・淺井が送りバントで１アウト２壘。
ここで鳥谷のタイムリーを期待したのだが、殘念ながら四球で１アウト２壘・１壘。
１壘に走者を置くことになつたので、併殺がありうる。
打順は４番・金本。
案の定、金本は併殺打・・・
４番にチャンスが廻つて來たのに、併殺の心配のはうが先に立つてしまふ。
金本はヘルメットを投げ付け、ベンチ前では手袋を投げ付け、さらにそれを蹴飛ばしてゐた。
悔しいのはわかるが、夏休み中で多くの子供たちが見に來てゐる前で、ああいふことはして欲しくなかつた。


さあ、明日勝てば、３カード連續の勝ち越し。
けふ悔しい思ひをした金本も、明日はその鬱憤を晴らして欲しい。
そして、とりあへず４位の座を確保してしまはう。





勝利投手 [ 阪神 ] 藤川（4勝3敗15S）
敗戦投手 [ 広島 ] 横山（2勝6敗0S）

本塁打
[ 阪神 ] 桜井 8号(7回裏ソロ)

バッテリー
広島バッテリー： 大竹 、シュルツ 、横山 - 石原
阪神バッテリー： 阿部 、アッチソン 、藤川 - 狩野




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＜ナマ觀戰記録＞

【リーグ戰】 ９戰７勝２敗

○ 4/3（金） 阪神５－２ヤクルト （京セラＤ：開幕戰／先發：○安藤）

○ 4/7（火） 阪神１１－１０廣島 （新裝甲子園開幕戰／先發：久保、○江草）

● 4/9（木） 阪神２－４廣島 （甲子園／先發：●石川）

○ 4/16（木） 阪神４－３中日 （甲子園／先發：久保、○アッチソン）

○ 4/30（木） 阪神３－２横濱 （甲子園／先發：久保、○アッチソン）

○ 5/14（木） 阪神７－１廣島 （甲子園／先發：○安藤）

○ 5/25（月） 阪神４－３ロッテ （甲子園／先發：○久保）

● 7/22（水） 阪神０－５ヤクルト （甲子園／先發：●岩田）

○ 7/30（木） 阪神２－０横濱 （甲子園／先發：○久保、完封）