仙丈亭日乘

あやしうこそ物狂ほしけれ

【仕事搜し】 轉職エージェントV社と面談

2009-12-07 19:14:03 | 再就職記
14:30のアポイントで、轉職エージェントのV社を訪問した。
このV社は、轉職情報サイトに登録した私のレジュメを見て、聯絡をくれた。
私にとつてはありがたいことである。

V社の場所は、中之島。
JR福島驛からなにわ筋を下り、玉江橋を渡つて、常安橋の北詰にある。
すぐ近くには、朝日放送の新社屋や「ほたるまち」、リーガロイヤルホテルがある。
24年前にSハウスに入社した時に勤務してゐたビルも近く、懷かしい邊りだ。

少し早く着いたので、「ほたるまち」を偵察。
いちど行つてみたいと思つてゐる壽司屋「いなせ壽司」の場所を確認した。

V社では、チーフコンサルタントのM氏と面談。
V社の簡單な紹介のあと、1時間ほど私の職歴について話をした。
轉職エージェントは求人票をたくさん抱へてゐて、求職者にその求人を紹介するシステムが大半だが、V社は違ふとのこと。
求職者の人物・經歴を見た上で、パイプのある企業に推薦するシステムだとのこと。
M氏曰く、
「たとへば、見掛けはボールドヘッドで髭面ですが優秀な人物です、と紹介するんです」
いや、私はハゲぢやないですから。
せめてスキンヘッドにしといて下さいね。

1時間經過後、代表取締役のO氏登場。
M氏が手際よく私の經歴を説明する。
なかなか大した要約力だと感心。

O氏は、私の六甲アイランド時代の經歴を聞いて、
「ああ、S信託銀行のJVでしたね」
と即答。
六甲アイランドの都市開發の第1期プロジェクトが、S信託銀行、Sハウス、UL社で行なはれたことを知つてゐる人は少ないだらう。
いや、たいしたものだ。

V社は小さな會社だし、求人情報をたくさん持つてゐるわけではないといふことなので、多くは期待できさうにない。
しかし、強い繋がりを持つた企業があるらしいので、さうした中から求人企業を紹介して貰へることを期待しよう。


歸りは阪急・梅田まで歩いた。
大通りを避けて、裏通りを歩き、近鐵堂島ビルの横に出た。
このビルは、私が六甲アイランドの開發事業に携はつてゐた頃、職場のあつたビルだ。
どうもけふは六甲アイランドづいてゐるらしい。
四ツ橋の通りを渡つて、新地本通りへ。
大通りは空氣が惡いし、久しぶりに新地を歩いてみようかと思つたのである。
夜の新地に來る金はないが、夕方の新地を歩くぶんには危險はない。

新地本通りを東に向つて歩いてゐたら、向うから意外な顏がやつて來た。
Sハウスで六甲アイランドの開發事業の責任者をしてゐたK部長である。
この人は、とても迫力のある怖い人で、當時は氣の弱い私などろくに顏も見られなかつた。
どうしよう・・・
でも、シカトして擦れ違ふわけにもいかないし。

「ご無沙汰してます」と最敬禮する私。
「おお、久しぶりやな。お前どうしとるんや?」
「はいっ、いまプータローしてをります。けふは人材紹介會社で面談してました」
「確か、Sハウスと同じビルにあるナントカいふところで働いとつたんやないか?」
「10月に退職しまして・・・」
「なんや、お前また何かやらかしたんか!」
(また、なんて云はないでくれよな)

とまあ、こんなやりとりがあり、名刺を頂いた。
4年ほど前に社長と喧嘩して(噂だけど)Sハウスを辭めたあと、經營コンサルタント會社を設立して社長になつたらしい。
この人は、良きにつけ惡しきにつけ、人の下で納まつてゐるやうな人間ではない。
社長しか出來ない人物なのだ、と思つた。

立ち去り際、
「いちど遊びに來い」
と云つてくれたけど・・・
こんな怖い人のところに遊びに行く勇氣が、私にはない。




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