仙丈亭日乘

あやしうこそ物狂ほしけれ

20121005_福井遠征

2012-10-06 14:49:32 | 仙丈放浪記
 
 
 
10月5日(土)。
福井エリアの4大学を訪問。

福井での採用は難しい。
名古屋や大阪での説明会で、帰省先が福井の学生もいるだろうと楽観視していたのだが、皆無。
急遽福井での説明会をセッティングし就活サイトにアップしたのだが、10月4日現在エントリーは1名のみ。
やばい・・・

今回は北陸エリアを統括している営業部次長に同行して貰った。
お蔭でクルマで回ることが出来て、京都や福岡とは比べものにならないほど楽だった。

武生でサンダーバードを降りて、次長のクルマに乗る。
最初の大学は仁愛大学。
2001年に設立された大学なので、まだ歴史は浅い。

武生から北陸自動車道にのって福井北インターで降りる。
つぎの訪問先は福井県立大学なのだが、アポは13時。
時間があるので、次長が永平寺に連れて行ってくれた。
40年ほど前に一度だけ来たことがあるのだが、記憶の中にある印象とどうも一致しない。
もっと山の中にあって、長い階段を登ったような気がするのだが・・・

永平寺を出て、街中に戻る途中で昼食。
ソースかつ丼定食900円を食べた。
福井はソースかつ丼が名物で、蕎麦も旨いのだとか。
そのふたつがセットになっている定食なので、ザ・福井、なのである。
じつはソースが好きではない私なのだが、勧められたら食べないわけにいかない。
おそるおそる食べたのだが、それなりに美味しかった。
そういえば、倉敷にも「デミかつ丼」なるものがあったっけ。

福井県立大で求人依頼をし、次は仁愛女子短大。
ここは担当者が休みということで、パンフレットと求人票、会社説明会の案内など一式を預けただけ。

最後は福井大学。
アポを取った時には、学生へのガイダンスがあるので担当者が不在になるかもしれないとのことだったが、行ってみたら就職支援室長が待っていてくれた。
会社の説明をしていくうちに彼の顔がみるみる曇ってきた。
たぶん彼は、会社名がカタカナなので工学系の会社だと思っていたのかもしれない。
それなのに募集職種は営業だというのだから、きっとあてが外れたのだろう。
ちなみに福井大学は教育系学部と工学部と医学部からなっている。
営業職を希望する学生なんて、まあおらんわな。
じゃあ何で行ったのかって?
就職支援室長にはまことに申し訳ないのだが、「ダメもと」というやつだ。
別名「ついで」とも云う。

15時過ぎには事務所についた。
PCを借りて会社のサーバーにアクセスし、少しだけ仕事をする。
16時過ぎ、次長がホテルまで送ってくれることになった。
もともとは日帰りの予定だったのだが、夕食を付き合ってくれることになったので、前日にホテルを予約したのだ。
駅前のホテルまであと少しというところで、柴田勝家の居城・北の庄城址があるというので降ろして貰った。
しょぼいと聞かされていたのだが、行ってみたら本当にしょぼい。
こんな狭い敷地に9層もの天守閣が建っていたとは信じがたい。

17時過ぎにホテルにチェックインして、次長を待つ。
電話をくれるとのことだったので、ベッドに仰向けになって待っていたら、部屋の内線電話で起こされた。
どうやらいつの間にか眠ってしまっていたらしい。
ここ数日、なかなか眠れなくて、平均3時間ほどしか眠っていなかったのが原因だろう。
ズボンのポケットにいれていた携帯には次長からの着信が3回もあった。
ごめんなさい。

夜は、駅前の居酒屋で食事。
「日本海」という店で、さすがに日本海の魚が旨い。
次長はほぼスキンヘッド、私は完全なスキンヘッド。
ツイン・ボーズは、はたから見ると異様だったかもしれない。
あ、そもそも大学訪問の時点で異様だったか?
次長から昔の会社の様子を聞いた。
次長はかなりの武闘派だったようだ。
社員アルバムの写真はまるで「その筋の人」のようなのだが、まさにそのまんまだったらしい。

旨い酒と旨い魚を食べているうちに眠くなってきた。
店を出てからホテルに帰った記憶が飛んでいる。

6時に間違い電話で叩き起こされた。
気が付いたら、ズボンをはいたままベッドの上。
せっかくのセミダブルベッドだったのに、ベッドに腰掛けてそのままひっくり返ったらしい。
これじゃあセミダブルの意味がない。





永平寺の入り口にある石碑。
道元禅師の歌が彫られている。



紅葉になったら、さぞ綺麗だろう。



「北の庄城址」
北の庄城の復元ミニチュアが建てられている。
来年までの期間限定らしい。



ホテルからみた夕景。







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4 コメント

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昔の記憶では… ((まめ)たぬき)
2012-10-06 17:01:31
福井出身の1学年下の女子と,寮で同室でした。

彼女が言うには、
福井の子は地元志向が強い。
東大に行くような優秀なもの以外は、
大学も地元、就職も地元でしたがる。
「関西にある大学に進学して、
就職も関西でするつもりのない私は変わりモノ』
と笑ってました。

なので、この記事を見て思ったのは、
福井の若者の気質が20年余りたっても変わってないのかな?
ということでした。
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聞いたことがある (ラタム)
2012-10-06 17:56:30
こんにちは。例えば、女子。虚栄心の固まりの県民性なので、うちの娘は東大へ入れるぐらい勉強が出来るのだが、県外へ出すきはないので…というような。法螺吹きドンドン。田舎者丸出し。県内土着民の愛知ともレベルが違う。そういうところ。
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(まめ)たぬきさん (仙丈)
2012-10-07 00:28:45
まさにその通り!
就職課のかたの話では、地元志向がとても強いのだそうです。
しかも、福井は女性の就業率が高くて、そのせいか離婚率も日本一なのだとか。
すごいですねえ・・・

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ラタムさん (仙丈)
2012-10-07 00:33:48
福井は教育県という点でも有名らしいですね。
福井大学を訪問した時に近くに藤島高校があったので、大学の同級生に藤島高校出身者がいたのを思い出しました。
試験前にノートを借りたっけ。
美人だったなあ・・・



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