「孔雀狂想曲」 北森鴻
お薦め度:☆☆☆+α
2006年5月19日読了
8つの短篇からなる、連作短篇集。
下北澤の片隅にある骨董屋「雅蘭堂」の店主、越名集治が主人公。
骨董絡みの事件に卷きこまれると、暇にあかせて?事件を推理し解決へと導く。
とはいへ、目から鼻に拔けるやうなキレのあるスマートな探偵ではない。
むしろ、「眠つてゐるやうな」、芒洋とした、どちらかといへば風采のあがらぬ人物なのである。
その掴みどころのない感じがこの探偵の魅力なのだ。
ひよんなことから店でアルバイトをすることになつた、
といふよりは「おしかけアルバイト」といふはうが事實に近いが、
女子高生の安積との會話が面白い。
氣樂に讀みすすめられる作品だ。
北森作品のなかで、「骨董の世界は狹い」とよく書かれてゐる。
といふことは・・・
おっと、これはこれからのお樂しみ。
2006年5月19日読了
お薦め度:☆☆☆+α
2006年5月19日読了
8つの短篇からなる、連作短篇集。
下北澤の片隅にある骨董屋「雅蘭堂」の店主、越名集治が主人公。
骨董絡みの事件に卷きこまれると、暇にあかせて?事件を推理し解決へと導く。
とはいへ、目から鼻に拔けるやうなキレのあるスマートな探偵ではない。
むしろ、「眠つてゐるやうな」、芒洋とした、どちらかといへば風采のあがらぬ人物なのである。
その掴みどころのない感じがこの探偵の魅力なのだ。
ひよんなことから店でアルバイトをすることになつた、
といふよりは「おしかけアルバイト」といふはうが事實に近いが、
女子高生の安積との會話が面白い。
氣樂に讀みすすめられる作品だ。
北森作品のなかで、「骨董の世界は狹い」とよく書かれてゐる。
といふことは・・・
おっと、これはこれからのお樂しみ。
2006年5月19日読了
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