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『夢幻花』 東野圭吾
お薦め度:☆☆☆+α
2020年2月5日読了
なんと、読書感想文?を書くのは8年ぶり!
2年半のプータロー時代は暇にあかせて、せっせと書いてきたのですが、再就職してからは日々の仕事に忙殺されて…
もちろん本は読んでいました。
主に通勤の車内でしたが。
さて、この本。
東野圭吾さんはほぼ同時代の作家なので、デビュー作?の『放課後』もリアルタイムで読んでました。
多彩な作品群の中でも、この本はじっくりと読む本だと思います。
疾走するノンストップノベルではありません。
犯人探し的な興味よりも、事件そのものの謎、登場人物たちの状況の謎に惹きつけられるのです。
柴田錬三郎賞受賞作とのことですが、もしかしたら、こういった味わいの作品だからかもしれないと思いました。
中学生時代の失恋の謎が最後のほうで解き明かされるのですが、ぼくとしては事件の謎よりも楽しめました。
東野圭吾作品の中には好きな作品がたくさんあるので、それらと比べると評価はいまひとつ、5段階の3+、と言ったところでしょうか。
でも東野圭吾作品という条件を取っ払えば高く評価できるので、ご一読をお勧めします。
通勤電車の車内にて。
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