仙丈亭日乘

あやしうこそ物狂ほしけれ

『夢幻花』 東野圭吾

2020-02-06 06:43:00 | 讀書録(ミステリ)

 

 

『夢幻花』 東野圭吾

 

お薦め度:☆☆☆+α
2020年2月5日読了

 

なんと、読書感想文?を書くのは8年ぶり!

2年半のプータロー時代は暇にあかせて、せっせと書いてきたのですが、再就職してからは日々の仕事に忙殺されて…

もちろん本は読んでいました。

主に通勤の車内でしたが。


さて、この本。

東野圭吾さんはほぼ同時代の作家なので、デビュー作?の『放課後』もリアルタイムで読んでました。

多彩な作品群の中でも、この本はじっくりと読む本だと思います。

疾走するノンストップノベルではありません。

犯人探し的な興味よりも、事件そのものの謎、登場人物たちの状況の謎に惹きつけられるのです。

柴田錬三郎賞受賞作とのことですが、もしかしたら、こういった味わいの作品だからかもしれないと思いました。

中学生時代の失恋の謎が最後のほうで解き明かされるのですが、ぼくとしては事件の謎よりも楽しめました。


東野圭吾作品の中には好きな作品がたくさんあるので、それらと比べると評価はいまひとつ、5段階の3+、と言ったところでしょうか。

 でも東野圭吾作品という条件を取っ払えば高く評価できるので、ご一読をお勧めします。


通勤電車の車内にて。




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