仙丈亭日乘

あやしうこそ物狂ほしけれ

「邪馬台国は沈まず」  藤原偉作

2006-01-04 19:22:58 | 讀書録(歴史)
「邪馬台国は沈まず ついに解けた謎の二千字」  藤原偉作 著
ゼロ・ブックス (潮出版社)
昭和50年9月20日 初版発行

お薦め度:☆☆


檢索をかけてもひつかからないので、どうやら絶版らしい。
タイトル「邪馬台国は沈まず」といはれても、今となつては何のことやらわからないが、
出版當時は先行書に、 「邪馬台国は沈んだ」 といふものがあつたらしい。
ちなみに小松左京の「日本沈沒」が映畫化されたのは前年の昭和49年だつたと思ふ。

表紙には
「(前略)邪馬台国は沈まず、
背振山地と筑紫平野を覆ふ
一大國家であつたことを、
あらゆる科學を驅使して立證した。」
とある。

著者は東京農工大學の統計學の教授。
「邪馬臺國=山伊都國」だといふのが著者の主張である。
つまり、伊都國と奴國とが奴國の王女・卑彌呼を共立して、「山伊都國」が成立したといふことださうである。


2005年12月11日讀了




<參考>

邪馬台国は沈んだ―つきとめられた幻の国 (1975年)

光文社

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