古代日本列島の謎講談社このアイテムの詳細を見る |
お薦め度:☆☆☆☆+α
題名では曖昧だが、本書は優れた古代史の概観書である。
日本人がどこから来たのかから始まり、繩文時代・彌生時代の古代史的位置づけ、邪馬臺國、
ヤマトの成立、出雲とはなにか、天皇家とは、物部氏とは、蘇我氏とは、藤原氏とは・・・
古代史の殆ど全ての謎に言及し、それらをひとつの歴史觀の中に位置付ける。
これは見事な「ちからワザ」である。
もちろん、そのすべてが眞實であるかはまた別問題だ。
しかしながら、繩文時代から奈良時代までをユニークな史觀に基いて概觀した本書は貴重である。
古代史に興味のある人には是非ご一讀をお薦めしたい。
2005年12月初旬讀了
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