仙丈亭日乘

あやしうこそ物狂ほしけれ

『上州・湯煙列車殺人號』   辻眞先

2004-12-31 15:29:18 | 讀書録(ミステリ)
上州・湯煙列車殺人号

光文社

このアイテムの詳細を見る


書籍名 上州・湯煙列車殺人號   カテゴリー ベストセラー     
著者名 辻眞先   発行年(西暦) 2004  
出版者 光文社文庫   値段 500-600円
 
感想 ☆☆☆


トラベルライター瓜生愼が探偵役をつとめるシリーズ。

吾妻線を走るイベント列車「ロマンティックトレイン」取材のため、「大正浪漫號」に乘車してゐた主人公の目の前で、
毒物による殺人事件が起きる。
走つてゐる列車の車内のことなので、いわゆる「密室殺人」であり、
犯人の可能性のある人物は車内の數名に限られてゐる。

やがて明らかにされてゆく人間關係。
重い話なのだが、作者の筆は輕い。
ユーモア溢れた筆致で、樂しく讀まされてしまふ。

この作品で、あのスーパーとポテトが結婚したことを知つた。


2004年9月20日讀了



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『北海道・幽靈列車殺人號』 ... | トップ | 『國語入試問題必勝法』   ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿