『ピアノの森』(全26巻) 一色まこと
1〜9巻再読。10巻以降初読。
AZ勤務中、グローバルHQとテレカンが20時開始なんてことが時々あり、そうした時にはDDハウスにある漫画喫茶?で時間をつぶしていた。2005年か2006年、この作品もそんな時に9巻まで読んでいた。
当時は『のだめカンタービレ』も連載中だったので、ピアニスト漫画の傑作が同時進行していたことになる。
一ノ瀬海(カイ)少年がかつての天才ピアニスト阿字野壮介に導かれて成長してゆく物語。
カイの友人でカイをライバル視している雨宮修平。人一倍の努力家ながら一人相撲がもどかしい。
ショパンコンクール。
個性的なコンテスタントたち。
アダムスキ、パン・ウェイ、レフ・シマノフスキ、みんなそれぞれに過去を抱えている。なかでもパン・ウェイの過去はあまりに凄絶。
そんな彼のピアノが、阿字野に会って、ファイナルの演奏で昇華する。ほんとうによかった!
「阿字野はもう自由だよ」 said カイ。
ラストの阿字野壮介カムバックリサイタル。ラヴェル『ラ・ヴァルス』。オーケストラと2台のピアノのための協奏曲(編曲:一ノ瀬海)を聴いてみたいなあ。
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