王者・立命館と名門・關西學院大學の試合は、壯絶な、まさにフットボール史上に殘るやうな素晴らしい試合だつた。
立命館のヘッドコーチは、「この試合でKGに勝てれば、あとはボロボロになつてもかまはない」と云つたさうだ。
對するKGも2年連續で立命に負けてゐるので、なんとしても勝ちたい試合である。
立命のリターンで試合開始。
驚いたことにスターターQBが池野ではない!
4年生の木下だ。
なんと1プレイごとにQBを換へてくる。
KGのディフェンスのオフェンシヴなこと!
KGもQBは河野と出原が1プレイごとに交替で出てくる。
お互ひに讓らず、一進一退で得點できない。
2Qで立命が7點先行。
KGも負けじとTDを決めるが、TFP失敗で6點。
この失敗は痛い。
これが勝負をわけるやうなことになるかもしれないと思はれた。
しかし、KGは更に超ロングパスを決めて、しかも2Pコンバージョンも決めて8點追加。
これでKGは先ほどの失敗を取り戻し、14對7とリードする。
前半を終了して感じたのは、KGのこの試合にかける準備の周到さ。
KGのオフェンスはすべてノーハドル。
暗號を書いたリストバンドをつけて、全員がその指示に基いて、あらかじめデザインされたプレイを行なふのである。
しかも隨所で出されるスペシャルプレイ。
さすがはKGだ。
後半はKGのリターンで開始。
FGで3點を追加して17對7とリードを擴げる。
立命は超ロングのTDパスを決め、17對14と追ひ上げる。
難しいパスキャッチだつたが、キャッチしたWRは1年生。
立命の選手層の厚さには驚かされる。
さすがに大阪産業大學附屬高校附屬大學だけのことはある。
その後、KGのパントを立命がファンブルし、KGがリカバーしてターンオーバー。
これを活かしたKGがTDを決めて、またも24對14とリードを擴げる。
勝負の流れはKGに傾いたかと思はれたが、さすがに王者・立命は強い。
QB池野からRB岸野にパス、岸野からWR木下にパスといふスペシャルプレイでTDを返して、
24對21とまたまた追ひ上げる。
しかも、その後でKGのパスをファンブルリカバーして、ターンオーバー。
立命が攻撃權を獲得する。
これで流れは立命になつたと思はれたのだが・・・
そのまま4Q最初の立命の攻撃、中央へのロングパスをKGがインターセプト。
自陣8Yからの攻撃となる。
ここからのKGはさすがだつた。
ノーハドルながら、プレイに際しては25秒を使ひ、しかもサイドラインを割らずにインバウンズで試合を進めていく。
時計を止めないやうに考へた攻撃である。
最後は立命陣22YからのTDパス。
ここで2Pコンバージョンを試み、失敗。
これが成功してゐると11點差となり、
1TD&1FGでも立命は追ひつけなくなるので、實質上の試合終了だつたのだが、失敗。
30對21と9點差で立命に攻撃權が移る。殘り時間は2分55秒。
崖つぷちに立たされた立命だが、さすがに王者である。
パスによる攻撃で極力時計を進めないやうにしながらのTDで30對28。
殘り時間は1分10秒。
立命のキックオフは當然のやうにオンサイドキック。
これを立命が押さへれば、立命の攻撃となるのだが、KGはしつかりと押さへて攻撃權を獲得。
これでKGの勝利はほぼ間違ひないと思はれたのだが・・・
KGの最初の攻撃で、QBドローでランプレイに出た河野に對して立命の強烈なタックル。
ファンブルしたボールをリカバーしたのは立命。
またまたターンオーバーで立命に攻撃權が移つた。
殘り時間は1分3秒。
自陣23Yからの攻撃で、KG陣の33Yまで進むが、殘り時間は3秒。
FGを決めれば、3點獲得で30對31となり、立命の逆轉勝利となる。
約50YのFGに挑むが、屆かない!
KGが王者・立命館を破つた瞬間であつた。
それにしても凄い試合だつた。
兩者の勝利にかける執念のすさまぢさ。
それゆゑか、雨ゆゑか、おそらくその兩方なのだらうが、負傷者が續出した。
なかでもKGのキャプテンの執念は凄かつた。
2Qなかばで負傷し、ハーフタイムでも松葉杖をついていたのに、
3Qでは負傷をおして出場、4Qでまたもや負傷退場である。
この意氣やよし!
昨日の京都大學とはえらい違ひだ。
京都大學の次の對戰相手はこのKGだ。
もちろん力の差は大きいが、傳統の氣魄と精神力で、京都大學の意地を見せて貰ひたい。
きつと立命の選手も應援してくれるだらう。
立命館のヘッドコーチは、「この試合でKGに勝てれば、あとはボロボロになつてもかまはない」と云つたさうだ。
對するKGも2年連續で立命に負けてゐるので、なんとしても勝ちたい試合である。
立命のリターンで試合開始。
驚いたことにスターターQBが池野ではない!
4年生の木下だ。
なんと1プレイごとにQBを換へてくる。
KGのディフェンスのオフェンシヴなこと!
KGもQBは河野と出原が1プレイごとに交替で出てくる。
お互ひに讓らず、一進一退で得點できない。
2Qで立命が7點先行。
KGも負けじとTDを決めるが、TFP失敗で6點。
この失敗は痛い。
これが勝負をわけるやうなことになるかもしれないと思はれた。
しかし、KGは更に超ロングパスを決めて、しかも2Pコンバージョンも決めて8點追加。
これでKGは先ほどの失敗を取り戻し、14對7とリードする。
前半を終了して感じたのは、KGのこの試合にかける準備の周到さ。
KGのオフェンスはすべてノーハドル。
暗號を書いたリストバンドをつけて、全員がその指示に基いて、あらかじめデザインされたプレイを行なふのである。
しかも隨所で出されるスペシャルプレイ。
さすがはKGだ。
後半はKGのリターンで開始。
FGで3點を追加して17對7とリードを擴げる。
立命は超ロングのTDパスを決め、17對14と追ひ上げる。
難しいパスキャッチだつたが、キャッチしたWRは1年生。
立命の選手層の厚さには驚かされる。
さすがに大阪産業大學附屬高校附屬大學だけのことはある。
その後、KGのパントを立命がファンブルし、KGがリカバーしてターンオーバー。
これを活かしたKGがTDを決めて、またも24對14とリードを擴げる。
勝負の流れはKGに傾いたかと思はれたが、さすがに王者・立命は強い。
QB池野からRB岸野にパス、岸野からWR木下にパスといふスペシャルプレイでTDを返して、
24對21とまたまた追ひ上げる。
しかも、その後でKGのパスをファンブルリカバーして、ターンオーバー。
立命が攻撃權を獲得する。
これで流れは立命になつたと思はれたのだが・・・
そのまま4Q最初の立命の攻撃、中央へのロングパスをKGがインターセプト。
自陣8Yからの攻撃となる。
ここからのKGはさすがだつた。
ノーハドルながら、プレイに際しては25秒を使ひ、しかもサイドラインを割らずにインバウンズで試合を進めていく。
時計を止めないやうに考へた攻撃である。
最後は立命陣22YからのTDパス。
ここで2Pコンバージョンを試み、失敗。
これが成功してゐると11點差となり、
1TD&1FGでも立命は追ひつけなくなるので、實質上の試合終了だつたのだが、失敗。
30對21と9點差で立命に攻撃權が移る。殘り時間は2分55秒。
崖つぷちに立たされた立命だが、さすがに王者である。
パスによる攻撃で極力時計を進めないやうにしながらのTDで30對28。
殘り時間は1分10秒。
立命のキックオフは當然のやうにオンサイドキック。
これを立命が押さへれば、立命の攻撃となるのだが、KGはしつかりと押さへて攻撃權を獲得。
これでKGの勝利はほぼ間違ひないと思はれたのだが・・・
KGの最初の攻撃で、QBドローでランプレイに出た河野に對して立命の強烈なタックル。
ファンブルしたボールをリカバーしたのは立命。
またまたターンオーバーで立命に攻撃權が移つた。
殘り時間は1分3秒。
自陣23Yからの攻撃で、KG陣の33Yまで進むが、殘り時間は3秒。
FGを決めれば、3點獲得で30對31となり、立命の逆轉勝利となる。
約50YのFGに挑むが、屆かない!
KGが王者・立命館を破つた瞬間であつた。
それにしても凄い試合だつた。
兩者の勝利にかける執念のすさまぢさ。
それゆゑか、雨ゆゑか、おそらくその兩方なのだらうが、負傷者が續出した。
なかでもKGのキャプテンの執念は凄かつた。
2Qなかばで負傷し、ハーフタイムでも松葉杖をついていたのに、
3Qでは負傷をおして出場、4Qでまたもや負傷退場である。
この意氣やよし!
昨日の京都大學とはえらい違ひだ。
京都大學の次の對戰相手はこのKGだ。
もちろん力の差は大きいが、傳統の氣魄と精神力で、京都大學の意地を見せて貰ひたい。
きつと立命の選手も應援してくれるだらう。
メッセージありがとうございました。
ほんと、歴史に残る試合だと思います。
私が3年生の時は、あのユニバで近畿大学と第6クォーターまで、まさに死闘を演じ、甲子園出場を決めたのですが、あの記憶が蘇りました。
京都大学のファンとのことですが、昨日は残念な結果でしたね。
今年の甲子園ボウルには、関学に行かせて頂きたいと思います。
次回、西京極ですが、こちらこそ胸を借りるつもりで、よろしくお願いいたします。